2020年に52歳で、食道癌で亡くなった主人と家族のリアルな記録です。
当時の日記を元に、主人が最期まで闘い抜いた事を残したいと思いました。
お読み頂けたら嬉しいです。
なるさん（主人）会社員
私 パート
たろう（息子）高校生・ラグビー部
ことり（娘）小学生
2018.8.31
早朝5時半に出発し
諏訪大社へ。
最初は、なるさんの運転。
その後、私にバトンタッチ。
朝食は、車の中でパン
を食べた。
諏訪大社 上社 本宮
大きくて、厳かな雰囲気に背筋が伸びる。
ボランティアの方が、丁寧に参拝の仕方を教えてくれた。
ことりも、真剣に耳を傾け、言われた通りに参拝できた
お出かけした時は、いつもお父さんに何か買ってもらうのを楽しみにしていることり。
早速、五平餅とドライアップルを買ってもらい、美味しそうに食べた。
その姿を見て喜ぶ、なるさん。
久しぶりだなぁ
上社 前宮
100メートルほど登らなくてはならず、なるさんには、かなりきつかったと思うけれど、息を整えながらゆっくりと頑張って上った。
ことりは
「トトロがいそう
」
とワクワクしていた。
凛とした感じもいいけれど、私は、自然の中の、のんびりとした空気に包まれている前宮が1番好きだ。
その後、下社 春宮（近くに浅い川があり、地域の子どもたちが遊んでいた。ことりも川辺で少し遊んだ）、下社 秋宮を参拝。
なるさんが、秋宮で、それぞれにお守りを買ってくれた。
私は総合的な
たろうはスポーツ
なるさんとことりのは、ことりが選び、お揃いの無病息災のお守り。
ありがとう
お昼は信州そばを食べた。
なるさん、久しぶりの外食。
しかし、イマイチお気に召さず…
「やっぱり、戸隠そばが1番だな」
との事。
また、行きたい所、増えたね
秋宮周辺は栄えていて色々なお店があった。
足湯があったので、少し休憩していたら、残念なことに雨が降り出してしまったので、帰ることにした。
本当は泊まりたかった、ことり。
もっと、遊びたかった、ことり。
少しでも、その気持ちに応えたいと、帰りに八ヶ岳の方の道の駅へ寄ってくれたなるさん。
なるさんは、疲れてしまったので、車の中でお昼寝
私とことりで、ケーブルカーに乗って山の上へ上がった。
しかし、雨で、人も少なくお店もほとんど閉まっていた。
結局、何もできず、ただ往復ケーブルカーに乗っただけだった。
ことりにとっては、物足りないお出かけだったと思う。
しかし、文句も言わず付き合ってくれた。
ごめんね。
お父さんも、もどかしかったと思う。
ことりが楽しめる所へも連れて行ってあげたかったと思う。
でも、こうして、こんなに遠くまで出かけられたことがすごいんだよ。
お父さん、がんばったんだよ。
我慢させてばかりだけど、もう少し待っていてね。
退院して、まだ2日しか経っていないのに、よく行けたな…
でも、行けてよかった。
どうか、がんばっている、なるさんにパワーを
家族が健康で、心豊かに暮らせますように