2020年に52歳で、食道癌で亡くなった主人と家族のリアルな記録です。

当時の日記を元に、主人が最期まで闘い抜いた事を残したいと思いました。

お読み頂けたら嬉しいです。


なるさん(主人)会社員

 パート

たろう(息子)高校生・ラグビー部

ことり(娘)小学生


2018.8.18

術後29日目

車の点検がある為、朝一で面会に行った。


「退院したら行きたい所、やりたい事がいくつかあるんだ。まずは諏訪大社の上社、下社に行きたいんだ」

と言うなるさん。


いいよーアップ


気持ちが前向きになってきた。

早く実現できますように。

家族4人で行けたらいいけど、たろうは忙しいからどうかな?


ことりが、少しでも安心できるようにと、なるさんと相談して、ジュニア携帯を購入する事にした。

これで、お父さんとも話せると喜んでいた笑


そのことりは、夏祭りに行く為、義父の家に、いとこと2日間お泊まり祭カキ氷

楽しんでおいでー!!




2018.8.19

術後30日目

仕事が終わってから面会へ。

今日は来ないと思っていたので、ビックリしたようだ。


なるさんは、いつも

「疲れちゃうから、面会来なくてもいいからね。ちゃんと休んでよ」

と私を気遣ってくれる。


「私がなるさんに、会いたいんだよ。元気、もらいに来てるの」

と言うと、なるさんは優しく笑った。


確かに精神的にも肉体的にも辛い時もあるけれど、私は、なるさんと一緒いたいんだ。

自分のため

ただ、それだけ。



なるさん、日に日に元気が出てきてる気がする。

退院したら、すぐに動けるようにと、病棟内をぐるぐる歩いているそう。

しかも、毎日1週ずつ増やしているんだとか。

頑張ってる。


テレビを見ていて

あれ食べたい。

これ飲みたい。

と思うようになったそう。

スゴイビックリマーク

あとは味覚が戻っているといいんだけれど。




2018.8.20

術後31日目


私が面会に来る前に、たくさん歩いたというなるさん。

毎日、退院に向け、頑張っている。 


夕方検査をし、鼻の管が1本抜けた拍手

残るは、栄養補給の1本のみ。

そして、明日から水💦が飲めるかもとの事。



おじいちゃんの家にお泊まりしていた、ことりが帰宅した。

お腹が痛くなったり、眠れなかったりで疲れたようだが、夏祭りが楽しかったようで、おしゃべりが止まらない笑

さすがに、今夜は、横で本を読んであげたらすぐに寝た。

ゆっくりおやすみなさいzzz