2020年に52歳で、食道癌で亡くなった主人と家族のリアルな記録です。
当時の日記を元に、主人が最期まで闘い抜いた事を残したいと思いました。
お読み頂けたら嬉しいです。
なるさん(主人)会社員
私 パート
たろう(息子)高校生・ラグビー部
ことり(娘)小学生
2018.7.4
K総合病院 内科
抗生剤点滴3日
採血の際、血管が細く取りづらいと、また失敗されたようで、
「もう挿すところないよ」
と訴える、なるさん。
ごもっとも
G病院でも、K病院でも、毎回のように血液検査をするので、なるさんの腕にはたくさんの採血の跡がある。
今まで、血管が細いなどと言われた事はなかったが、やはり、これも抗がん剤の影響なのか、うまく採血できず、何度も針を刺される事が増えてきた。
この日も、うまく採血できずに、結局、点滴のラインをとって採血したそう
素人考えだが、だったら、最初からそうしてあげてくれ、この後、点滴をするのがわかっているんだから…
誰だって1回で済ませたい。
もっと、患者の立場に立ってくれ〜と思ってしまった…
レントゲンでは前回よりも肺が、白くなっているとの事だが、血液検査では、炎症の数値が下がり、白血球の数値も良くなっているとの事。
あと2日間、点滴で抗生剤を入れ、その後は飲み薬での治療となる。
会計 1,770円
熱が下がってきて、頭痛が楽になったそう。
空咳が増えてきている気がする。
朝 36.1 ℃
夕 37℃
夜 37.1℃
2018.7.5
K総合病院 内科
抗生剤点滴4日目
今日も、点滴のライン取りに一度失敗し、結局、腕に2つの穴が空いたなるさん。
K病院、初受診の日、2、3日で良くなると言われたのに、毎日、診察してくれていた先生がお休みで、代理の先生に、5、6日はかかると言われた。
ずいぶん違うぞ
統一してくれ〜
なるさん、心の叫び
個々の回復力にも寄るのでしょうが、苦しんでいる患者は、そう思うよね…
会計 580円
熱が下がった
足の裏が痛くて、歩くのに違和感あるとの事。
朝 36.6 ℃
夕 36.1℃
夜 36.2℃
2018.7.6
K総合病院 内科
抗生剤点滴5日目。
今日は、1回で点滴が入った
血液検査の結果、まだ炎症反応は高いものの、2日前の半分に下がっていて、レントゲンの結果も良くなっているとの事で、今日の昼食後から薬服用の治療に、切り替える事になった。
4日後に診察を受け、検査結果が良好であれば、肺炎は完治となる。
あと少し。
頑張ってなるさん。
薬
オーグメンチン配合250RS 375mg(抗菌薬)
パセトシン錠250 (抗菌薬)
レバミピド錠100mg NP (胃薬)
アスベリン錠20 (咳、痰)
アンブロキソール塩酸塩錠15mg(痰)
会計 2,670円
夕方、G病院、食道外科の先生に肺炎の経過を電話で報告した。