2020年に52歳で、食道癌で亡くなった主人と家族のリアルな記録です。
当時の日記を元に、主人が最期まで闘い抜いた事を残したいと思いました。
お読み頂けたら嬉しいです。
なるさん(主人)会社員
私 パート
たろう(息子)高校生・ラグビー部
ことり(娘)小学生
2018.5.24
G病院
消化管内科・食道外科・看護外来
本日の検査
・血液検査
・CT
・内視鏡検査
・レントゲン
・心電図
・呼吸機能検査
検査のオンパレードで、なるさん、お疲れ
血液検査の結果
正常レベルではないものの炎症は落ち着いてきた。しかし貧血が進み、酸欠気味。ふらつきなどの自覚症状があるため、鉄剤を服用した方が良いとの事。
体質的に出血を止める成分が多めな、なるさん。更に運動不足などにより血栓ができやすい。このところ、活動的ではなかったので、既に血栓ができている可能性がある為、次回、超音波検査をするそう。
CT検査・内視鏡検査の結果
原発層は半分以下に小さくなり、リンパ節のがんも縮小傾向。
内科的判断でこれなら、手術ができるであろうとのことで、ここからは外科の先生にバトンタッチ。
食道外科にて
動画で腹腔鏡手術について説明を受けた。(ホームページで閲覧できるが、今まで勇気がなくて見られなかった)
お腹に数箇所穴を開け、腹腔鏡にて、胃を一度、取り出し、食道管にふさわしい細さに形成し、戻して繋ぎ合わせる。
その際、胃の周りの神経を切る。
胃は袋状になっていないと、食物を細く溶かして混ぜ合わせるという胃としての機能は失われるそう。
なので、食べ方を変えなくてはいけないとの事で、なるさん、少々ショックを受ける
手術をしても、もう、元のように美味しくバクバク食べられなくなるのだ
なんとなく、癌のある食道を切り取り、食道の代わりに、人工的なものか?腸?を使って、胃を少し引っ張ってつなぐと思っていたので、詳しく説明を聞くとなんと難しい手術なんだと不安になった。
しかし、同様の手術をたくさん、こなしてきている先生は、
「大丈夫です。任せてください」
と力強く言ってくれたので、少し安心した。
3度にわたる強い抗がん剤治療に耐えてきたんだ。
なるさんならきっと頑張ってくれる。
大丈夫
完治する
その後、看護外来にて、手術や術後の説明があった。診察時に聞けなかった細かい事など、どんなことでも、とても親切に教えてくれ、不安な気持ちにも寄り添ってくれた。
ありがたい
病院でかなり時間をとってしまい、院外の薬局も1時間待ち。
遅くまで、ことりを1人にしたくないので、自宅近くの調剤薬局に電話したら、用意できるとの事だったので、帰宅後、なるさんを降ろして、受け取りに行った。
薬
クエン酸第一鉄Na錠50mg
会計 17,780円 駐車料金込み