2020年に52歳で、食道癌で亡くなった主人と家族のリアルな記録です。
当時の日記を元に、主人が最期まで闘い抜いた事を残したいと思いました。
お読み頂けたら嬉しいです。
なるさん(主人)会社員
私 パート
たろう(息子)高校生・ラグビー部
ことり(娘)小学生
2018.5.10
夜、体が痛くて、眠れずに、辛い時間を過ごしたなるさん。
寒気などの副作用が酷く、熱も出てきた。
カロナールを飲むと、パーっと発汗し、熱が下がり、少し楽になるようだが、それも長くは続かない。
昼食から、ガクンと食欲が落ち水分を取るのも大変そうだ。
下痢をしているため、少し脱水気味。
尿の出も悪くなり、口の中が乾いてきたと言っていたので心配だ
夕食も食べられず、口にしたのは、みかんゼリーとDAKARA。
それでも、ものすごく頑張って、やっとの思いで口にしたのだ。
DAKARAを結構、飲んでくれたので、ほっとしたが、まだ足りてはないはず。
気をつけて様子を見ていないと。
昼間は37.6℃だった熱が、夜38.4℃に上がったため、抗生物質スタート
心配なので、なるさんに1階の和室で寝てもらい、私とことりは、隣のリビングで寝た。
今日は1日、相当辛かったと思う
それでも、弱音も吐かず、本当に頑張っている。
ありがとう。
明日は復活しますように
2018.5.11
頼みの綱のDAKARAとみかんゼリーも摂るのが困難になってしまった。
下痢も治らず、相変わらず脱水気味。
近くの病院へ行って、点滴をしてもらおうと提案したが、頑張って水分をとっているし、尿も少しずつ出てきたから、自力で頑張ると言うなるさん。
私は仕事へ行かなければならず、絶対に無理しないで、何かあったらすぐ連絡してほしいとお願いし、後ろ髪を引かれる思いで家を出た。
もし、回復の兆しが見られなかったら、強引にでも近くの病院へ連れて行こう。
夜、豆腐とハムカツ←お口が欲しくなっちゃったのね…
をほんの少し食べられた。
とにかく病院食のようなものは嫌がるので…おかゆというわけにいかず、食べられる物を探すのが難しい
本当は、消化の良い物がいいのだろうが、今は、なるさんが食べてみたいという物をチャレンジしてもらっている。
6時 38.9℃
10時 36.2℃
12時 36.9℃
16時 37.2℃
18時 38.3℃
22時 36.2℃
カロナールを服用すると、頭に汗が吹き出して体温が下がり楽になる。
しかし、薬の効き目が切れると激しい悪寒に苦しみ発熱する。
この繰り返し
悪寒がする時が1番、キツイというなるさん。どんなに温かくしても意味はなく、熱が上がりきるまでガタガタと震えが止まらない。
これで、体力も奪われていく。
現在の状況
下痢(水便)・食欲不振
消化器官の炎症による痛みとつかえ
寒気、発熱の繰り返し
嘔吐(白い泡に血が混じっている)