2020年に52歳で、食道癌で亡くなった主人と家族のリアルな記録です。
当時の日記を元に、主人が最期まで闘い抜いた事を残したいと思いました。
お読み頂けたら嬉しいです。
なるさん(主人)会社員
私 パート
たろう(息子)高校生・ラグビー部
ことり(娘)小学生
2018.4.18
朝、退院
あいにくの雨で、肌寒く心配だったが、なるさんは、熱が少しあるため、寒くないとの事。
体力が落ちているので、今回も乗り換えなしで帰れるように途中までタクシーを利用した。
地元の駅から頑張って歩いたので、とても疲れたようだ。(8分程度の距離)
今回の抗がん剤治療の副作用は、気持ち悪くなりながらも毎食完食できたし、前回よりは、ほんの少し軽い気がすると言う。
ただ病院食の味に吐きそうになったとか(あんかけ醤油っぽい味?)
粘膜の荒れは感じるものの、まだ痛みはなく、今のところ薬も飲んでいない。
お父さんが家にいると家の空気が変わる。
ことりもうれしそうに学校の事などを話している。
たろうも顔つきが違う。
やはりみんなにとって、なるさんは、大きな存在だと改めて実感する。
会計 91,888円
2018.4.19
体のだるさ、手足のしびれ、下痢などの副作用あり。(脱毛はお休み中)
夜も体の痛みがある時があり、長く深く眠れない。
体温調節もうまくいかず、上がったり下がったり。(汗をかくと少し楽になるそう)
手足が冷たく感じたり、お風呂に入っても温かいのかぬるいのかわからないとの事
パンが食べたいと言うので、おいしいと定評のあるパン屋さんへ。なるさん、いつもは硬いパンが好みだが、柔らかめのパンを食べていた
やっぱり風味が良いとよく食べた。
たろう、夕食後気持ち悪いと早く眠った
2018.4.20
粘膜の炎症が強く出始めたようで、食前にカロナールを1錠服用。
下痢もしている。
今回はビオフェルミンをくれず、薬がなくなってしまった。
夕食後、汗をかいて、3時間ほどぐっすり眠っていた。
2018.4.21
ことりと私で実家へ行った。
たろうも体調が悪く部活を休んだので、なるさんの事をお願いして、2人で療養してもらった。
2人とも微熱があるよう。
2018.4.22
起き上がっている時間が増えてきた。夕方主人の両親がお見舞いに来てくれた。
汁物が食べられない
特に味噌汁の野菜が苦く感じるらしい。