2020年に52歳で、食道癌で亡くなった主人と家族のリアルな記録です。

当時の日記を元に、主人が最期まで闘い抜いた事を残したいと思いました。

お読み頂けたら嬉しいです。


なるさん(主人)会社員

 パート

たろう(息子)高校生・ラグビー部

ことり(娘)小学生


2018.4.10

G病院 CT検査


なるさん、少しお疲れ気味。

でも少し味覚が戻ってきて、前より食べられるようになった。体重も2キロ増加。


頭皮と顔が荒れていて、痛みと痒みあり。


いよいよ明日から2回目の抗がん剤投与が始まる。

やっと回復してきたのに。

また抗がん剤治療。

しかも、あと2回。


なるさん、辛いね泣

頑張ってと心の中で、強く思う。

そして、効果が出る事を願う。


会計札束 8,110円



2018.4.11

G病院 入院(抗がん剤治療 2回目


4月なので新人看護師さんの研修中。

みんな可愛らしいキラキラ

なるさんのことよろしくお願いします


1日目は点滴もなし。

何もすることもなく、面会ルームで2人で昼食を食べた。

1度、抗がん剤を打っているので、これから起こるであろう副作用の辛さがわかる分、気が重そうだ。


夕方なるさんからLINE笑い

昨日のCTの結果

がんの原発巣は半分以下に縮小。リンパ節は変わらないけど、遅れて効果が出てくるので期待して待ちましょう」

と先生に言われたとの報告。

リンパ節が気になるがひとまずよかった。


ことりの体調が優れないガーン

熱は無いけれど、頭痛とだるさ。

昼間は寒気と気持ち悪さで2回も保健室へ行ったそう。

それでも絵画教室には行った。


風邪でも引いたのかな。

精神的な疲れもあるかもな。



2018.4.12

入院2日目


ことりの体調がイマイチで、保健室から連絡があるかもと、午後一には帰れるように10時ごろ面会へ行った。

なるさん、点滴の準備中とのことで、ずっと待ち状態なのだそう。


ことりが、心配で早めに帰宅したが、頭痛で保健室へ行くも、6時間目まで受けて帰ってきた。

私が病院へ行っているから、無理しちゃってるのかな?




2018.4.14

入院4日目


土曜日なので、ことりを主人の実家に預け、面会へ行った。

点滴の影響で顔が赤く、少しむくんでいたが、まだ熱も平熱で前回よりは元気がある気がした。

今回は歯科受診もリハビリ指導もないので、ゆったりとしていられるとの事。

なんて言っていたが、だんだん体に痛みが出てきて、食欲も減退してきたそう。


ことりは、主人の実家で、大阪出身のおじさんにたこ焼きの焼き方を教えてもらい、初めて1人でたこ焼きを作ったそう。何回か焼くうちに、まんまるな、とてもおいしそうなたこ焼きが焼けるようになり嬉しかったみたい。

帰宅後、今度、お父さんに作ってあげたいから、たこ焼き器を買いたいとねだられたたこ焼笑い

妹夫婦が、ことりが少しでも楽しめるようにと気遣ってくれ、本当に助かる。



2018.4.16

入院6日目


午後、ことりの授業参観があるため、10時ごろ面会へ行った。

早い時間の面会を看護師さんに注意されてしまったタラー


なるさんは、思ったよりも元気そうでほっとした。食欲は無いものの毎食完食してるそう。

熱も出ず、荒れた感じはあるものの、粘膜の痛みも今のところは出てないとの事。

(5FUは粘膜が炎症を起こす事が多いらしい)


あと手の皮がボロボロ剥けているパー


様々な副作用が現れる…