2020年に52歳で、食道癌で亡くなった主人と家族のリアルな記録です。
当時の日記を元に、主人が最期まで闘い抜いた事を残したいと思いました。
お読み頂けたら嬉しいです。
なるさん(主人)会社員
私 パート
たろう(息子)高校生・ラグビー部
ことり(娘)小学生
2018.4.1
朝、36.6℃と熱が下がり、朝食も完食。
まだ早いけれど、昼食は、今シーズン初の冷やし中華にした。
酸味があり染みたりしないか心配だったが、麺の方が食べやすいと完食。
午後、2人でスーパーへ買い物に行った。
なるさんは、大好きなシロクマのバーアイスを買ったが、味が薄く感じて、残念がっていた。
短い時間だけれど、外へ出られてよかった。
夕方、37.1℃あったが、寒気はないから入ると入浴。
夕食のおかずは完食したが、ご飯とスープは残した。
ご飯が結構、キツいらしく、量を減らしているが残してしまう。
やはり、胸のあたりが痛いらしく、時間をかけて一生懸命に食べている。
味覚もおかしいので、もはや、食事は義務みたいになっている。
私の実家に1人で泊まりに行っていることり。
今日は、おばあちゃんと桜を見に行ったそう。ことりもまた、頑張っています。
2018.4.2
朝36.4℃
痛みを堪え、朝食を食べたが、痛みが酷いようで食べる量が徐々に減っている。
G病院 消化管内科の先生に電話にて相談
貰っておいたカロナール(鎮痛剤)を食前に飲んでみて、それでもダメなら、診察してくれるとの事。
とりあえず、薬を飲んで様子を見ることにした。
入院してから初めて仕事へ。
とても心配だったが、昨日よりは体調が良さそうだ。16:30頃、帰宅し、ゴロゴロもせず、眠ってもいない。
食事中の痛みもカロナールでおさまって食べれている。
なるさんは弱音を吐かないので心配
がんばりすぎないでね。なるさん。
ことりが、私の実家から帰宅した。賑やかな日常が戻ってきた。実家で書いてきたお父さんとお母さんへの励ましの手紙をくれた
何よりのプレゼントです。ありがとう。