2020年に52歳で、食道癌で亡くなった主人と家族のリアルな記録です。

当時の日記を元に、主人が最期まで闘い抜いた事を残したいと思いました。

お読み頂けたら嬉しいです。


なるさん(主人)会社員

 パート

たろう(息子)高校生・ラグビー部

ことり(娘)小学生高学年


2018.3.1

G病院 食道外科初受診病院

初診なので、9時に病院へ。


受付(たくさんの書類に記入)

下矢印

薬局(薬についての問診と説明) 

下矢印

バイオバンク(癌の研究についての説明と協力のお願い)

下矢印

画像受付S病院からもらった画像CD-ROMを預ける)

下矢印

食道外科受付


あちこちまわり、お尻が痛くなるほど待って、11時過ぎにやっと呼ばれ診察

・S病院でどのような診断を受けたか

・なぜこの病院を選んだのか

・自覚症状の有無

・生活習慣(喫煙・飲酒の有無なども)


先生は

「S病院の検査結果を見る限り、残念ながらステージは 2、3、4。

しっかりと検査をして、癌の種類と性質を見極めてステージと治療方針を決めます。最善の治療をしていくので安心して、任せて下さい。一緒に、頑張りましょう。この病気は、ご家族の支えが必要ですから、奥さんも無理しないで、何でも相談して下さい。みんなで一緒に闘っていきましょう。」

と力強く言われました。


そして、

「仕事は辞めないでくださいね」

とおっしゃいました。


これには、2人共ビックリ。

てっきり、治療に専念するように言われると思っていたから。


先生曰く、仕事をしている方が、病気と闘う意欲や体力もつく。生活の全てが病気の事でいっぱいになるのはよくない。との事。


なるほど…びっくり



食道外科の先生の診察後、看護師さんからお話があった。

・今日、受ける検査の説明

・後日、受ける検査の項目

・先生の話で不明な点や不安な点はないか

 

なかなか治療へ進めない事への不安を相談。

それに対し、一口に癌と言っても様々な種類や性質があるので、入念な検査をして、しっかり、なるさんの癌を見極め準備をする事が大事。外科だけでなく、内科・看護チームなど、なるさんにとって最適な治療・ケアができる様にカンファレンスを行い治療にあたるとの回答を頂いた。


その後、周術期看護外来へ移動し、更に詳しく今後の説明があった。

・今日、これから受ける検査の説明

・後日、受ける検査の説明と予約

・不明な点、不安はないか?

 上矢印今後の治療法や日程が全く分からないのが不安。仕事の都合上、大まかな予定を知りたい。

となるさん。真面目ななるさん、スケジュールが立たないのが、1番のストレスになるよね…


それに対して看護師さんの経験から

3月中旬〜下旬

1回目の抗がん剤治療の為、1週間入院

4月中旬〜下旬

2回目の抗がん剤治療の為、1週間入院

5月頃 手術?


あくまで予想なのでこの通りにはいかないかもしれないとの事だが、何となく先が見えて、少しホッとした。

何でも聞いてみるものだなぁ。


つづく病院