フィリピンでお手伝いさんのことを『ヤヤ』と言います。
ヤヤさんの種類は様々。
ベビーシッターだったりハウスキーパーだったり。
海外で子育てする上で ヤヤさんの存在はとてもありがたいものです。
しかし 同時にやはりヤヤさんは私達よりも生活水準が低いのも事実です。
今回は私が雇ったヤヤから盗まれた被害について話したいと思います。
私達がフィリピンに来てしばらく経ってからのこと。
子供の学校の送り迎えから家の家事炊事、子供の学校の宿題の手伝いも全部一人でやっていた私は限界を感じ、ヤヤさんを雇うことにしました。
(ヤヤさんの雇い方についてはまた別の機会に詳しく書きたいと思います)
面接をして 一人ヤヤを雇うことにしました。
彼女には子供達の宿題の手伝いと軽い掃除をお願いしました。
特に何の問題もなく仕事をこなしてくれました。
本当に普通の人という感じで子供との接し方も問題無かったし、掃除もちゃんとやってくれました。
しかし一週間ほどして彼女が辞めたいと言い出したのです。
理由はフルタイムで働きたいからだと。
(うちでは2~3時間ほどの短時間でお願いしてました)
それなら仕方ないね、ということで私も了承しました。
(じゃあなんで短時間の仕事に応募したんだと一瞬思いましたが。今にして思えばここで気づくべきでした)
そして迎えた最後の日。
いつもと変わらない様子で仕事をこなし
「それじゃあ」と帰っていったヤヤ。
特に何も気にせずに家でしばらく過ごした後
あることに気がついたんです。
ない!!!!!
充電中だったアップルウォッチが無い!!!!!
もともと子供が学校で時間を知るために付けて行ってた物なんですが、いつもテレビの横で充電していたんですね。
それが無くなってる!!(充電器ごと持っていかれました)
やられた!!と思いましたね。
今までそこで普通に充電していたし、リビングにはいつも必ず誰かがいるからと油断しました。
幸い他の貴重品類はしっかり保管していたので大丈夫でしたが、最後の最後でやられました。
今にして思えば 辞めたいと言ったのも金目の物が無さそうだと思ったからなのかもしれません。(あくまで憶測ですが)
私は普段から誰か家族以外の人が家に居るときは常にウエストポーチに財布を入れて身につけていますから。
ヤヤが居るときは 彼女の行動にずっと目を光らせていましたが、最終日に子供が「トイレットペーパーがないー」と言ったのでトイレに渡しにいったんですね。
今思えばそのときに盗んだのでしょう。
(ほんの数秒の間で)
それ以外はずっと同じリビングにいて彼女の行動を見ていましたから。
彼女からすればようやく巡ってきたチャンスといったところでしょうか。
席を外したのは数秒たらずのことでしたが見事にしてやられました。
彼女が去ったあと、その事に気づいたのは数時間後。
もう後の祭りですよね。
(確実だとしても)彼女が盗った証拠もないし、
最終日だったから次に彼女が来ることはもうないし。
完全に泣き寝入りです。
海外生活けっこう経験してますが、盗難の被害にあったのはこれが生まれて初めてでした。
それで私の経験から言わせてもらうと、
どんなに尽くしてくれても、優しいヤヤさんでも 良い人であっても、100%は信じないことです。
疑う気持ちを常に持って警戒を解かないこと。
(悲しいことですけどね)人を疑うのって
最終日こそ油断禁物です。
彼女達が もうここに戻ってくることはないわけですから。
何か盗られても泣き寝入りです
(経験済み)
もちろん全てのヤヤさんが盗みをすると言っているわけではありません。
誠実なヤヤさんもいっぱいいます。
(現に今まで雇ったヤヤさんはそうでした)
しかしヤヤさん達の生活水準が低い事実は否めません。
私達からしたらなんてことない1000ペソも彼女達からすれば
喉から手が出るほど欲しい金額なんです。
なので100ペソだろうと1000ペソだろうと
金目のものは全て隠すか、自分で身につけておきましょう。
最終日ほど気をつけてください
ほんの数秒でもヤヤから目を離すことがあったら、金目のものが無くなってないかチェックしましょう
以上が 私が実際にあった盗難被害についてでした。
海外生活は日本にいる時のようにガード緩めてたら痛い目合います。
そこだけは身を引き締めて海外生活楽しんでくださいね
あともう一つ言い忘れていましたが、
ヤヤから「子供が病気になった」「親が病気になったから給料を前借りさせてほしい」というお願いをされても応じないでください。
中には本当の事を言ってる人もいるでしょうが、フィリピンではヤヤがよく使う常套句の一つです。
けっして前借りでお給料を渡さず 今まで働いた分だけ渡すようにしてください。
これも給料前借り分渡した次の日から ヤヤが来なくなっても もう後の祭りですからね。
同情を誘うのはよくある手です。
ここは心を鬼にしてきっぱり断りましょう。
もしくは雇う前に給料の前借りはできないとはっきり伝えておきましょう。
最後に、誤解を生まないために言っておきますが 私はヤヤさんを否定しているわけではありません。
素晴らしいヤヤさんもいっぱいいますし、ヤヤさんのおかげで子育てや生活が楽になることもたくさんあります。
ただその一方で、生活苦な人もフィリピンには沢山いて、私達外国人からあわよくばと狙っている人達がいることも事実です。
そのことだけはしっかり頭において行動してくださいね
私達も相手に盗む気持ちを与えないように努力するべきです。(大金を持ち歩かない、リュックサックは前に持つなど)
それさえ気をつければ海外生活は日本と違った魅力のある楽しいものとなるはずです
これから海外移住を考えている皆さんが私のように痛い目をみないために。
海外生活で嫌な経験をしないで 楽しんでほしいので 今回の盗難被害について書きました。
私の実体験が少しでも皆さんの役に立ってくれれば幸いです
これから移住予定の皆さんが素敵な海外生活を送ることができますように
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