holiday. or workday? | 潤いと和み。

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世界中に巻き起こしてる5人が大好き♥
末っ子溺愛中です♥

末っ子ふたりの妄想bl書いてます。
J×Nオンリーです(๑´ㅂ`๑)♡*.+゜

大丈夫な方のみ、お進みください♡




妄想blです。







お嫌いな方はスルーで。








休日の昼下がり。

ソファに座ってスマホを弄る。

いつもだったらルーティンと化した
ゲームのアプリを開いてるんだけど
今日はそうゆうわけにもいかない。

その代わりにスケジュール管理のアプリを開いて、まずは頭の中で段取りを組み立てていく。

休み明けからある程度の
事務仕事を片付けて
その後は在宅勤務に移行するため
なるべく終わらせておきたい作業がある。

今の世間の状況を鑑みて、うちの会社も在宅勤務をやっと取り入れる事になった。
それでも完全にってわけにはいかなくて、予想では週のうち1日か2日は出社しないといけないかもしれない。

どちらにしても、蓋を開けてみなければわからない。

混乱しているんだ、全てが。


「はぁ・・・。」

思わず出るため息。
知らず知らずに溜まっていたみたいな
ストレスを感じて、
それを振り払うように
膝の上の柔らかい感触を乱暴に撫でた。

「なにー?でっかいため息ついて。」

声を上げたのは、今しがた乱暴に掻き回した柔らかい塊の主。
潤。
オレの、ペット。

オレの膝を枕にして寝転んで。
パソコンをポチポチやってる。

「ねぇ、潤。休み明けからうちの会社も在宅勤務になるって。」

「そっかー。まぁ、こんな状況だしね。」

のんびりと、そんな返事をする潤。

「・・・在宅勤務って、どんな感じなんだろう。」

世間の現状の混乱、今までやった事のないものへの、漠然とした不安。
色々なものがごちゃ混ぜになって
膨張して、その大きさを感じて
またそれが焦りを産む。
自分でも処理出来ない感じ。

「まぁ、自分のペースを作る事だね。」

さっきと変わらないまったりとした声で、そう言う潤は
もともとが在宅勤務みたいな仕事。

潤はオレのペットだけど。
もちろんちゃんと仕事もしている。

まぁ、簡単に言うと物書き。

コラムだったり、エッセイだったり。
そんな感じのものを書く仕事をしている。
パソコンとネット環境があれば、どこでだって仕事が出来る。
いわば、在宅勤務に於いてはオレより慣れているんだ。

「自分のペース、かぁ・・・。」

「そう。サボれば後でツケが回ってくる。頑張り過ぎるとペースが狂って長く続かない。
まぁ、俺もいるし。大丈夫じゃない?」

最後のセリフに、またひとつため息が出そうになる。

「じゃあ、いつもの休みと同じようにしちゃダメだからね。わかった?」

「んー?なにがー?」

こっちの心配を知らないみたいな間の抜けた返事。


「いつでもどこでも、ご主人様を襲わない!約束できる?!」

潤は、見た目どおりというか・・・
見た目以上っていうか・・・

超肉食系なんだ。
毎晩だってしたい!って言ってるくらい。
休みの日は、朝からって事も
・・・多々ある。

オレが在宅勤務になったら
コレが一番難題なのかもしれないって思ってるのは、オレだけなのか?

「そこは、ねぇ・・・。
まぁ、無理やりとかはしないから。
俺、ジェントルマンだし♪」

ちょっとドヤった感じの声で答える潤。
だけど、オレは知ってる。
潤は、その気にさせるのが上手いんだ。
あの手この手を使って、駆使して。

結局潤の好きなように貪られるんだ。

まぁ、それが不快なワケじゃないから今までは上手くいってたんだろうけど。
これから自宅で二人で過ごす時間が増えれば・・・

「大丈夫だよ。かずの邪魔はしない。」

「・・・ホントに?」

「約束する。
だから、その代わり俺のお願いもきいてほしいなー。」

パソコンをパタンと閉じて、キーボードを叩いていた手がスルリとオレの服の中に滑り込む。

もうその場所を把握しているみたいに的確に、一瞬で潤の指先が胸の飾りに触れる。

「かずが欲しいって言ってくれたら、我慢しなくていいよね?」


・・・あぁ、そうだった。
潤って、こうゆうタイプだ。
肉食系で、策士で。
いつだって、オレが我慢できなくなるまで追い詰めるんだ。

「やっ・・・コラ!仕事出来ない!」

「そろそろ休憩しよ。ペースが大事って言ったでしょ?」

くるりと寝返りを打って、捲れた服から見える肌に唇で触れていく潤の動きは、拒否する事をさせないスムーズさ。

きっと、あと1時間もすれば
オレはきっと、
いつものあの言葉を口にするんだ。

・・・まぁ、いいか。
今日は本当は休みなんだし。
どうしたって仕上げないといけない仕事があるわけじゃないし。

誰にするでもない言い訳の言葉を頭の中で並べながら、触れる潤の手の温もりに沈んだ。





おしまい♡






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ペットシリーズが
それなりの数になってきたので、
改めてカテゴライズさせて頂きました。
ピンコン通知が行っちゃってたら
ごめんなさい。