初めての・・・。4~花火。続編~ | 潤いと和み。

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大丈夫な方のみ、お進みください♡




妄想blです。








お嫌いな方はスルーで。








イライラと後悔がどんどんでっかくなる。
そのうち、イライラよりも後悔の方がでっかくなって
昨夜から開けずにいたメッセージアプリを立ち上げた。

まだ見ていなかったかずからのメッセージ。


『じゅんくん?』
『何で?何か怒らせちゃった?』


かずからのそんな言葉が並ぶ。
それを見てたら、かずがどんな気持ちでそれを送ってたのかって思って。

後悔が、でっかくなった。


だけど、今更何て返事をしたらいいのかもわからなくて
結局は画面を見つめるだけしか出来ない。



はぁ・・・ってまた一つため息が出たのと同じタイミング。

ピンポーン♪

玄関のインターフォンが鳴った。


玄関ドアを開けると、そこに立ってたのはかず。


「・・・え?なんで?!」


思わず声に出ちゃった俺に、真っ直ぐ強い眼差しのかずが口を開いた。



「潤くん、何で無視すんの。」


その声は今まで聞いたことが無いもの。
硬い、強い声。

もしかして・・・怒ってる?

いやそれおかしくね?!
怒ってるの、俺なんだけど!!

そう思ったのと同時に頭に血が上る。


「お前・・・自分が何言ったかわかってんの?」


カッとなったのが自分でわかるから、それを隠す為になるべく落としたトーンで答える。


「ソレとコレとはまた別の話!
オレは、何で無視すんのって聞いてんの!!」


さっきより明らかに怒ってるってわかる声のかず。
その声に、余計に体温が上がる。


「別じゃねぇよ!てか、行かないって返事したし!!」

「なんでって聞いたのは無視してんじゃん!!」

「なんでって・・・わかんねぇのかよ!!」

「わかんねぇよ!てか、こっちの話も最後まで聞けよ!!」


玄関先、結局怒鳴り合いみたいになってしまって。

ていうか。
引くに引けなくなった。

それはきっと、かずも。


「・・・とりあえず上がれよ。
今、誰もいないし。」


どうするのが正解なのかわからないけど、今のこの状況を変えたくて
とりあえず上がるように勧めた。


「・・・おじゃまします。」


かずはやっぱり硬い声のまま、その言葉と共に靴を脱いだ。