妄想blです。
お嫌いな方はスルーで。
いつもの時間より遅く目覚めた朝だけど、気分は最悪。
昨夜のかずとのメッセージが頭から離れない。
「ちょっと、潤!」
出かける支度を終えた姉ちゃんが
ソファでゴロゴロしてる俺に向かって
いつもよりキンキンした声で叫ぶ。
「あ?なんだよ・・・。」
俺、気分最悪なんだよ。
そんな声聞かされたら、余計イラつくって。
「あんた、いつまでパジャマのままなのよ!早く着替えなさいよ!!」
不機嫌丸出しの俺にお構い無しに捲し立ててくる姉ちゃんに、思わず舌打ちが出る。
あー、もぅ・・・
全部がめんどくせぇ・・・
「じゅんー!洗濯機回せないから、早く着替えてー。」
母さんの言葉にしょうがないかって渋々立ち上がって
適当にそこら辺の服に着替えた。
本当なら、今日はかずと遊びに行くはずだったかもしれないのに。
鏡の中の、全然イケてない格好の自分を見て、またデッカイため息が出た。
昨夜放り投げたスマホは、ピカピカとメッセージの着信を知らせるランプが点いてる。
たぶん、かずからなんだろうけど、昨日の気持ちがまだ尾を引いてて開く気になれない。
だけど、イライラと、手持ち無沙汰感を埋めたくて
リビングのソファに座って
適当にゲームのアプリを立ち上げた。
バイトに出かけた姉ちゃん。
友達とランチだって出かけた母さん。
ただ一人家に残った俺はというと
イライラと、モヤモヤを抱えたままで
ただ時間を潰す為だけにスマホを弄ってるしかない。
相棒は手の中のスマホと、でっかいため息。
・・・最悪な、休日。