await。1 | 潤いと和み。

潤いと和み。

世界中に巻き起こしてる5人が大好き♥
末っ子溺愛中です♥

末っ子ふたりの妄想bl書いてます。
J×Nオンリーです(๑´ㅂ`๑)♡*.+゜

大丈夫な方のみ、お進みください♡






妄想blです。







お嫌いな方はスルーで。









「疲れてるんじゃない?寝てていいよ。」

助手席に座るかずさんに声を掛けた。

「んー・・・。大丈夫。」

そう言いながらも、俺の肩にこてんと頭を凭れてくる。

ハンドルを握っていなければその身体を抱き寄せたいのに。
出来ない代わりに、そっとかずさんの右手を探して
きゅっと手の中に包んだ。




週末の、仕事終わりにそのまま空港に向かう。
夜にこちらに着く便にしてくれたのは、きっと俺の都合に合わせてくれたんだろう。
その代わり車での迎えをお願いされた。


「タクシーとか電車だと逆にしんどい。
潤が大丈夫なら、車で迎えに来てよ。」

「それはいいけど・・・。
車の方が帰り着くの遅くなるんじゃない?」


週末の夜、きっとそれなりに混んでるであろう事を予想して。
一秒でも早く家に着いて、リラックスさせてあげたい。
そんな気持ちの方が強いのに。


「車にして。
最近乗ってないだろ?
バッテリー上がっちゃうよ。」


その一言で、車で迎えに行く事に決めた。
まぁ、かずさんの言う通り最近あんまり乗ってないんだけど。

前回出国してから少しして。
かずさんから車を買ったと聞かされた。
てっきり向こうで自分が乗る為のものだと思っていたら、かずさんのマンションの駐車場にそれは納車されていて。

好きに乗っていいからって言われたものの、二つ返事でホイホイと乗るのも気が引けてしまっていたんだ。







「車があると、便利だねー。」


クスクスと小さく笑うかずさん。


「まあ、確かにね。」


二人きりの空間で、こうして手を繋いでいられる時間が増える。
肩にちょこんと乗せた頭、首筋に触れるかずさんの髪と、甘い匂いが擽る。


「・・・早く帰りたい。」


思わずそんな言葉が溢れる。


「ふふ、安全運転でね。」

いつもより少しトーンの低い声は、俺に甘く響くのに。
高速道路を降りるまであと少し。
進み続けてはいる車の波が、かずさんに触れる事を許してくれない。
だから、触れたい衝動を抑える為に、繋いだ手を引いて、かずさんの手の甲に口付ける。


「・・・家まで我慢出来ないの?」


笑いを含んだ声で、揶揄うように言われるけど。


「だって、会いたかったんだもん。」

我慢しててのコレだって事、わかってないなら素直に白状するしかない。


「ふふ。会いたかったんだ?
やっぱ車にして正解だったなー。」

「まぁ。確かにね。
じゃなきゃ、こんな事出来ないもんね。」


繋いだ手をまたひとつきゅっと握る。


高速を走る車のスピードとは違った、ゆったりとした空気が流れる車内。
他愛のない話をしながら進む車は、やっと高速を降りて一般道へと入った。





何となく途切れた会話で、かずさんが眠たいのかなって思って。
信号待ちで止まったタイミングで、そっとかずさんを伺う。


車内の光でぼんやりと浮かび上がったかずさんの目は伏せられていて、その白さが増したように感じられて。

・・・疲れてるんだろうな。

もうちょっとだから。

そんな気持ちを込めて、髪に口付ける。


「・・・我慢、出来ないの?」


また少し笑いを含んだ声で聞かれた。

だから・・・


「我慢してるから、コレなんだよ。」


本当なら、すぐにでもその唇に触れたいのに。
この人は、すぐに俺を煽る。


繋いだ手はそのまま、反対側の手が
俺の太腿をさらっと触れる。
触れて、内側を緩く撫であげる。

その動きは流れるようで、
不自然な感じが全くしなくて。

なのに、俺の心臓だけが
不意な感覚に反応してしまう。


「かずさん・・・どうしたの?」


跳ねるような心臓を悟られないように、
真っ直ぐ前を見て
平気な振りをして聞いてみた。


「どうもしないよ。」


その言葉とあまりにも不釣り合いなかずさんの手の動き。
何度も行き来する手は、少しずつ上に登っていく。


指先が、中心を掠めた瞬間
身体が跳ねそうになる。



「・・・っ。」


それを押え付けるように、
一瞬息を詰めた。


小さく吐く息が、空気を揺らす。
俺の肩に凭れたままのかずさんが、
小さく笑ってまた、空気が揺れる。


「・・・イタズラしてんなよ。」

「いいじゃん。触りたいだけだって。」


わざとやってるのを認めたかずさんが、
開き直ったように執拗に触れる。
中心をさわさわと撫でる。


「ちょっと勃ってる?」

「・・・うるせぇな。しょうがねぇだろ・・・。」


車で迎えに来た事を、ほんの少し後悔する。
密室で、こんなにもかずさんが薫ってて、
触れられてるのに触れられない。


マジで、生殺しだ。


ゆっくりとした手付きでファスナーを下ろされ、下着の上から撫でられて
さっきよりもかずさんの手の感触を感じる。


「おっきくなってきたぁ。」


まるで子供みたいなセリフ。
だけどやってる事は手馴れた仕草。


「ちょ・・・ダメだって。」


右手はハンドル、左手はかずさんの手の中。
抗えない状況で、されるがままの俺を楽しむみたいなかずさん。


「・・・直接、触っていい?」


ダメって言っても抵抗する術を持たない俺の返事を待つこともなく、カチャカチャとベルトを外して下着をずり下げる。


「・・・器用だな。」

「くく。利き手だから。」


嫌味のつもりなのに、サラリと躱され
半分ほどが晒されたその先端を
掌で撫でられる。

直接の刺激はこれほどかと思うほど、
身体がビクりと跳ねた。


「事故んないでよ?」


クスクスと笑いながら見上げてくるかずさんの瞳からは、熱を纏った色気が見て取れて。


「そう言うなら、家まで我慢してよ。」

「先に仕掛けたのは、潤だもーん。」


仕掛けたつもりなんてないのに。
かずさんの言葉に反論出来なくて、口を噤まざるを得ない。


「潤・・・かわいい。」

そんな言葉と共に、頬に軽く口付けられる。

撫でていた手が先端を握りこんで
ゆっくりと
細かく
上下に動き出すのに



そう時間は掛からなかった。