うたかたの中で宵待つ。7 | 潤いと和み。

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J×Nオンリーです(๑´ㅂ`๑)♡*.+゜

大丈夫な方のみ、お進みください♡



妄想blです。







お嫌いな方はスルーで。










食事を済ませれば、それからの時間はそれぞれ別れて仕事を始める。
時々挟む休憩では、プールで遊ぶニノの様子を見ながら。
ネット環境さえあればどうにでもなる仕事、この時ほど有難いと思った事はない。



「んんっ・・・ふぁぁ・・・。」

大きく伸びをして時計を見て。
ちょっと一息入れようとコーヒーをマグに注いだ。
大野さんも飲むかな?
そう思って、隣の部屋の大野さんの仕事部屋のドアをノックする。
だけど、返事がないから。
一言声を掛けて、そのドアを開けた。

「あれ・・・?いない。」

デスクにいると思っていた大野さんはそこにはいなくて。
ここにいないって事は・・・そう思ってリビングからプールを覗いた。

そこには、浮き輪に乗って水面をぷかぷかと浮かぶ大野さん。
その浮き輪に肘を付き、大野さんと顔を寄せてるニノ。
大野さんの手の中にある雑誌を2人で読んでるみたいだった。

そんな2人はとても微笑ましくて。
何か可愛いなぁって思って見てた。

ニノがにこって笑う。
口角を上げて、大野さんを上目遣いで伺うみたいに。
だけど、雑誌に目を落とす大野さんはその可愛い顔に気付いていない。
どうすんのかなって思ってたら。
ニノが、思い切り浮き輪を水中に押した。

「うわぁ!!」

反動でひっくり返る大野さん。
その声はガラス越しに俺にも聞こえるくらいで。
そんな大野さんを見て、ニノがケラケラと笑ってる。
水中から顔を出した大野さんは、ニノを捕まえようと手を伸ばすけど
そこは人魚のにのだから。
すいっと伸ばされた手を躱して逃げてる。
手を伸ばせば捕まえられそうな、絶妙な距離。
その距離を保って、追いかけっこをしている2人。
そんな2人を見ていると、思わず顔が緩む。
大野さんが、ニノが、楽しそうで。
2人がなんか可愛くて。
それと同時に、何でか胸がきゅってした。

・・・ナンダ、コレ。

自分の感情を上手く処理できない、そんな気持ちになった。
だけど、じゃれあう2人から目を逸らす事も出来ない。
マグを片手に窓辺に立ったまま、2人を見つめていた。

そんな俺に気付いたのは、意外にもニノで。
おーい!って感じで手を大きく振る。
その腕の白さと細さに、ついこの前見た胸元を思い出した。
思い出して、何だか照れてしまって。
小さく手を振り返す。

そんな俺に、今度はおいでって手招きをするから、何かちょっと嬉しくなった。
サンダルを突っかけて、プールサイドに近づいて、その場にしゃがみ込んだ。

「大野さん、仕事は?」

「今日はもうおしまいー。ニノと遊ぶ!」

2人顔を見合わせて、ふふって笑ってる。

「松潤は?まだ終わんねぇの?」

「んー・・・。一応のキリは付いたとこ。」

急ぎの案件もないし、打ち合わせまではまだ少し時間があるものばかりで。
そう急いで終わらせないといけないものは、今のところ手元になかった。

「じゃあ、松潤も一緒に入ろうぜ!」

大野さんの言葉に賛成するみたいに、尾びれをひとつ振って、俺に水を掛けてきたニノの悪戯で、モロに水を被ってしまった。

「ちょっ!冷たいって!」

「もういいじゃん、そのまま入っちゃいなよ!!」

ニノに便乗するみたいに大野さんも一緒になって水を掛けてくる。

「あー、もう!!わかったから!」

手に持っていたマグをテーブルに置いて。
俺もプールに飛び込んだ。