朔夜の月華。LoveLeaf4 | 潤いと和み。

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世界中に巻き起こしてる5人が大好き♥
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末っ子ふたりの妄想bl書いてます。
J×Nオンリーです(๑´ㅂ`๑)♡*.+゜

大丈夫な方のみ、お進みください♡



妄想blです。





お嫌いな方はスルーで。









「・・・ホントは、怖いのかもしんない。」

零れてしまいそうな感情を抑えてグラスを煽ったオレの耳に、小さく呟くようなその声が聞こえた。


「怖いって、何が?」


今度はかずがグラスを煽る。
カランとぶつかる氷の音。
その氷を見つめて、指で回す。


「潤さ、すごくいい男になると思わない?」


疑問形で聞いてくるけど、その声には肯定しか認めないような自信があって。


「5年もしたらそれなりに仕事も出来てスーツも着こなしてるよ、きっと。」


相変わらず指で氷を弄りながら、ふふって笑いながら話すかず。

「そうなった時、潤がオレを選んだ事を後悔するかもしれない。それが、怖い・・・。」

未来を語るかず。
それは、その時まで側にいたいと願っているからだろ?
それなのに、その未来が怖いだなんて。


「そんなの、その時にならないとわかんないじゃん。今、好きだって気持ちの方が大事なんじゃねぇの?」


訪れるかどうかわからない未来に怯えて
その手を離すなんて、どうしてもオレには理解出来なかった。


「潤は、これからたくさんの出会いと経験を積んで大人になるんだ。その時、オレと過ごした時間を後悔する時が来たら。そうなってから手を離す方がツラいよ。オレが、耐えられない。」


乾いた笑いと吐き出すかずの思いが、さっきとは違う意味でオレの口を重くする。


「ねぇ、まーくん。なんでオレ潤と同じ歳じゃないんだろう・・・。」

「そんな事、言うな・・・。」


それじゃまるで、オレと過ごした時間を否定するみたいじゃないか。


かずの何気ない言葉に、酷く傷付いてしまう自分が悔しかった。
なんて言えば、かずの思いに応えられるのか。


長い長い片思い。
それでも、自分の気持ちを押し込めてこられたのは・・・。



それは、やっぱり愛だったから。