朔夜の月華。34 | 潤いと和み。

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末っ子ふたりの妄想bl書いてます。
J×Nオンリーです(๑´ㅂ`๑)♡*.+゜

大丈夫な方のみ、お進みください♡



妄想blです。





お嫌いな方はスルーで。






放ったものを零すこと無く全て飲み干して。
残滓すらも愛おしそうに吸い上げてくれて。

「・・・美味しかった?」
「・・・ん。」

小さく笑うから、思わず俺も膝を付いて抱きしめた。

「気持ちよかった。」
「・・・よかった。」

床に付いたままのかずさんの両手を取って、その細い手首に巻いたネクタイを解く。

「やっぱり少し跡が付いたね。」

白い肌に擦れたせいか、赤くなったその部分。
撫でて、口付けて。
だからって消えるわけじゃないけど、こんなになってでも、俺が気持ち良かったことが「よかった。」って言うこの人が、堪らなく愛しくなった。




肌蹴たシャツを綺麗にして、ボタンを止めていって、少し乱れた髪に指を差し込んで手櫛で整える。
まだ少しピンクの頬にちゅっと口付けて、自分の腕に嵌めていた時計とバングルを外した。

「これ、着けて。」

左利きのかずさんにこの時計は邪魔になるかもって思って、右手に時計をはめて。
左手にはバングルをはめた。
男物だけど、その中でもゴツイ部類に入るこの時計とバングルで、いつも以上にかずさんの腕が華奢に見える。

「・・・重い。」
「跡が見えるよりいいでしょ?」

口ではそう言いながらも顔は嬉しそに笑って。
はめてあげたバングルにキスをした。

「今夜、行くから。」
「・・・ん。待ってる。」

まだ赤いその顔。
蕩けた瞳。
色っぽいなぁって思って、ちょっと心配になる。
こんなかずさん、人に見せられない。
見せたく、ない。

「俺が行くまで、我慢しててね。」
「ん?我慢?」
「そう。自分でしちゃダメだからね。」
「・・・ばーか。」


ふふって2人で笑って。
触れるだけのキスをして。


もう講義の時間だから、かずさんの部屋を後にした。