Invitation。2 ~花火。番外編~ | 潤いと和み。

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大丈夫な方のみ、お進みください♡

妄想blです。





お嫌いな方はスルーで。







「ごちそうさまでした。」

パチンと手を合わせてから箸と弁当箱を片付けるかず。

「ごちそうさま。」

同じくオレもパチンと手を合わせて。


「お腹パンパンだよ。」
「これじゃ午後の授業、眠くなるよな。」

そう言って片付けた弁当箱を隅に置いて、2人でゴロンと転がった。

「・・・気持ちいいねぇ。」
「・・・このまま寝ちゃいそうだな。」

脱いだ学ランをそれぞれ体に掛けて、いつもより少し低いトーンで喋る。

この声が、何か、いい。

眠たいんだろうなってわかるその声が
安心しきってるんだってわかるから。



通り抜ける風が気持ちよくて。
学ランの下、隠れてかずと手を繋いだ。

ふふって笑うかず。

そんなかずに、オレも思わず顔がデレる。



「あ、そうだ。かず、週末ウチ来ない?」
「ん?何かあった?」
「母さん達が、かずを呼べって。」

そう。
遊びにおいでねって言いながら、なかなか
かずが家に来る機会がなくて。
いつもオレがお邪魔するばかりで、そのまま泊まったり。

「一緒にご飯食べようって。姉ちゃんも何か作ってくれるらしいよ。」
「・・・うん、いいよ。」

OKのはずの返事は、耳まで赤い顔で頷く仕草でちょっと不安になった。

「なに?どうかした?」
「・・・ドキドキする。」
「なんで?」
「だって。じゅんママにちゃんと会うの初めてなんだもん。」

何か緊張するって笑ったかず。

「大丈夫だよ。」

そう言って、繋いだ手をぎゅっと握った。