朔夜の月華。31 | 潤いと和み。

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末っ子ふたりの妄想bl書いてます。
J×Nオンリーです(๑´ㅂ`๑)♡*.+゜

大丈夫な方のみ、お進みください♡



妄想blです。





お嫌いな方はスルーで。






「・・・なんで、そんなに・・・発情してんの?」

キスの合間の息継ぎで聞かれた。

「かずさんに、名前を呼んで欲しいから。」

放つその時だけ。
俺の名前を呼ぶのは、その時だけだから。
その代わり、すごく愛おしそうに呼んでくれる。
名前一つ口にするだけで、この人はどれだけ俺を幸せにしてくれるのか知らないんだろう。

「なんで呼んでくんないの?」
「・・・恥ずかしい。」

・・・は?

「なにが恥ずかしいの?」
「・・・零れてそうで。」

真っ赤になって呟くみたいに答えて目を伏せて。
その顔が、唆る。
煽る。

「・・・なにが?」
「・・・オレの気持ち。」
「確かに零れてるかも。」
「・・・だから、呼ばない。」

この人、なんでこんなに可愛いんだろう。
俺のこの嬉しさをなんて言い表せばいいのか。
言葉が見つからない。
だから。

「・・・じゃあ、代わりにこの唇で、俺の事愛してよ?」

指でその薄い唇に触れて、想像した。
ココに、納まる事を。
それだけでゾクリとする。

「・・・ん。いいよ。」

小さな丸っこい手が、俺のベルトに掛かりジーンズのボタンを外そうとする。
このままの姿勢じゃお互いキツいから、部屋の一番奥のデスクまでかずさんの手を引いて。
半分デスクに腰掛けてから両手で頬を包んで口付けた。


「かずさん、跪いて。」

その瞬間、瞳がゆらりと揺れた。
揺れて、その奥に火がつくように色を纏う。
それを見逃さなかった。

「もっと意地悪して欲しい?」

愛しいこの人が求めるのなら、どれだけでも付き合ってあげる。
流す涙すらも愛してあげる。
だから。

「どうして欲しい?」

もう一度聞いた。



ゆっくりとソファに戻り、手にしたモノを差し出してきたかずさんは
少し首を傾げて、瞳を潤ませて。

「・・・縛る?」

さっき俺が解いたネクタイと、自分の両手を差し出してきた。