妄想blです。
お嫌いな方はスルーで。
並んで歩きながら、イロイロ話して分かってきた。
松本潤って、ちょっとオモシロイ。
天然っていうか、返ってくる答えが面白いんだ。
真面目なんだろうなって思った。
「松本ってさ、面白いな。」
素直に、思ったことを伝えた。
なのに、
「そんな事ねぇよ。オレめっちゃ人見知りだし。口下手だし…。」
「どの口が言うんだよ。オレ、松本と喋るの初めてだよ?でもこれだけ話せてるじゃん。」
「…確かに。」
顔を見合わせて笑った。
「みんなの言うとおり、可愛いな。」
そう言って、オレの頭をヨシヨシって撫でる。
「…可愛くねぇよ。」
何でか、みんなオレを可愛いって言う。
ヨシヨシって言いながら、頭を撫でる。
特別背が小さいわけじゃない。
まぁ、人より少し華奢かもしれないけど。
他愛もない話をして歩いてると、オレの家までもうすぐそこ。
「あ、松本。俺ん家こっち。」
「あぁ、じゃあここまでだな。」
オレより少し背の高い松本を見上げて、じゃあって言おうとしたらまた頭をヨシヨシって撫でられた。
「またな、にの。」
「にの?」
「あ、ダメだった?」
「いや、いいけど。」
何だか松本との距離が縮まった気がして、ちょっと嬉しい…かも?
それならと、
「じゃあね、潤くん。」
からかうつもりでそう言ったら、テレたように笑った。
手を振りあって別れたけど、何となく松本の背中を見送って、見えなくなってからオレも角を曲がった。