スプモーニとユニオンジャック。2 | 潤いと和み。

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大丈夫な方のみ、お進みください♡

妄想blです。

 

 

 

お嫌いな方はスルーで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「にのがバイトに入る日は、お客さんが多いんだよね。

 不定期でしか入らないのに、みんなどうやって把握してんだろ?」

 

翔さんがグラスを並べながら呟く。

 

そうなんだ。

ニノは、モテる。

女からだけじゃなく、男からも。

 華奢な体と色白で可愛いからなのか、

人当たりが良くて会話が楽しいからなのか。

何にしても、ニノ目当てのお客さんは増えつつある。

 

 

 

「さて。そろそろ店に戻らなきゃ。コーヒーご馳走様でした。」

 

そう言って立ち上がるニノ。

 

「翔くん、オレ瓶運ぶの手伝ってくるね。」

「ああ、お願い。じゃあ、にの週末よろしくね。」

「りょーかいっ。じゃね!」

 

片手に瓶の入ったケースを持って、

ちょっと重たいドアを開けてニノが出るのを待つ。

 

車までの距離はほんのわずか。

その距離を二人前後に並んで歩く。

前を歩くニノは、 少し猫背っぽく背中を丸めてポケットに片手を突っ込み、

反対の手では車のキーをくるくると回す。

 

 

車の後ろのハッチを開けてもらい、

持っていた瓶の入ったケースを仕舞う。

 

 

「潤くん、今日はお店終わって予定あり?」

 

そのセリフにドキっとする。

 

「今日は何もないよ。」

 

何でもない風を装って答えた。

 

「じゃあ、コレ。」

 

俯きながら差し出した、握られた手。

まん丸でハンバーグみたいなその手に握られたもの。

 

その仕草と差し出された手だけで、ソレだとわかる。

 

「行く前に連絡するから。」

 

そう言って、手の中のモノを受け取って

ポケットに入れた。

 

 じゃあねってはにかむように笑うニノを見送って

店に戻る。

 

 

 

オレのエプロンのポケットの中で、歩くのと同じ動きでチャリっと鳴った。

 

 

それは、ニノの部屋のキーだった。