日本には美しい言葉が
たくさんありますね。

茶杓の銘などに使いたい言葉を
ご紹介します。

今後も少しづつ更新していきます。


旧暦二月の異名:如月
寒さのために更に着物を着重ねる
「衣更着」という説があります。

★梅見月
旧暦二月のこと。
梅の咲く月のため。

★待春 たいしゅん
立春前の厳冬に、
春を待ち焦がれる頃
または、待ち焦がれる気持ち

★立春大吉
古来、立春が新年の始まりであり、
幸せを願う意味があります。
寺院などの軒先に
「立春大吉」と書かれた札を貼る風習があります。

  ・立春大吉はがき
  年賀状と同じ感覚で
  立春に届くようにハガキを送る風習。
  縁起良さそうで素敵な風習ですよね。
  私もやってみたくなりました。

★春浅し はるあさし
立春を過ぎても、まだ春めいていない様子

★春兆す はるきざす
春の気配を感じられる様子

★魁 さきがけ
「梅は百花の魁」という言葉より。
冬の厳しい寒さの中、
どの花よりも先駆けて開花するという意味

【地理・天文】
★残雪 ざんせつ

★春吹雪 はるふぶき

★牡丹雪 ぼたんゆき
牡丹の花のようなふっくら大きな雪

★淡雪 あわゆき
春に降るふわふわした雪。
水分が多くあっと言う間に溶けてしまい、
名残り惜しいような気持ちになります。

★薄氷 うすごおり

★春一番 はるいちばん
立春から春分までに、はじめて吹く南風


【行事・生活】
★節分

★追儺 ついな
鬼(邪気、災難、疫病)などを追い払う儀式

★豆まき

★福豆

★鬼は外

★福は内

★お多福

★乙御前 おとごぜ
お多福の別名

★梅暦 うめこよみ
梅の花を見て、春が来たことを知ることから

★東風 こち
春に吹く風

陰陽五行説では
春は東に配置されているので
春の風を東風と記したという説。

七十二候の一つ「東風解凍」は
(はるかぜこおりをとく)と読みます。

・東風(こち)吹かば
  匂ひおこせよ梅の花
    主(あるじ)なしとて春を忘るな
菅原道真が大宰府へ左遷される時に、
自宅の大切にしていた梅の木を見て
詠んだという有名な歌


【梅の異名など】
梅と言えば良い香りと
丸い花弁が可愛らしい花。
梅には異名が沢山ありますが、
それは万人に愛されたからかもしれません。
奈良時代は花見と言えば
「梅」だったそうです。


私も梅の花が大好きです。

★好文木 こうぶんぼく

★此花 このはな

★春告花 はるつげはな

★匂草 においぐさ

★香散見草 かざみぐさ

★花の兄 はなのえ

★未開紅 みかいこう
これから開こうとする紅梅のつぼみ

★梅が枝 うめがえ
梅の枝のこと

梅が枝に、鳴きて移ろう鴬の、
 羽白妙に、沫雪(あわゆき)ぞ降る
(万葉集 作者不明)

★梅が香 うめがか
梅の香りのこと

★清香 せいこう
清らかな良い香り

・雪裏清香(せつりせいこう)
という熟語があります。
雪の間、他の花が咲いているのを
見ることはないが
梅だけは百花に魁(さきがけ)、
雪が残る時期から
清らかな香りを漂わせるという意味

★飛梅 とびうめ


【動植物】

★下萌 したもえ
冬枯の草の隙間にのぞかせる新芽。
芽吹きは生命力を感じさせます。

★春告鳥 はるつげどり

★初音 はつね
その季節の最初の、
鳥や虫の鳴き声のことですが
特に鶯の鳴き声を言うことが多い。

★鶯宿 うぐいすのやど

★花見鳥 はなみどり


 

 

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