さてさて、MacBook Air(2012)が復活したのが先の記事でしたが、今回はBootcampの話です。
Windows10Proが無事にインストールでき、認証も通って設定を進め、ドメイン参加も問題なくできたのですが、なんか使いにくい。。。というのはタッチパッドのスクロールが通常と逆なんですよね。マウスで言うところの、真ん中のホイールを回した時の画面のスクロールが上下逆なんです。クルマだと、ハンドルを右に切ったら左に曲がるようなもんです。MacOSだと正しく動くのに、Windowsに切り替えたら逆になる。こんな変態仕様で使いこなせる人がいるとは思えないと感じつつ、解決策を探しまくって何とかなりましたので、その方法を書かせていただきます。
あと、BootcampのWindowsサポートウェアという、WindowsにインストールしてMacのキーボード等が使えるようにするアプリがあるのですが、これのアップデートでもつまづいたので、後に解決できた方法を書いておきます。
まずはスクロールの向きですよ。これが治らないと設定ひとつ行うにもイライラするというか、あ~もう!ってなるので、何とかしようとネット情報を探してみました。するとすぐにヒットするネタがありまして、「これで解決!」とか書かれています。レジストリの設定を変更すれば正しく動くそうなんですが、その変更するところ「FlipflopWheel」が見当たりません。何度もデバイスマネージャを確認してから、探しても探してもありません。そう、無いんです。どうやらこの方法は、今のBootcampでは使えないという事がわかりました。この方法で簡単に解決するような記事が多くて鵜呑みにしてしまい、無駄な時間を使ってしまいました。
で、さらに探すともっと簡単でもっと便利な方法が載っているページを見つけました。
このページの情報に従って、mac precision touchpadというドライバーをダウンロードして、右クリックからインストールを押すだけで、あっと言う間に解決してしまいました。素晴らしすぎます。しかも3本指や4本指での操作にも対応しています。
どうやら、最近のMacBook(2017年以降だったかな?)でBootcampを使うと、トラックパッドが「高精度タッチパッド」としてWindowsに認識され、スタートメニューの設定画面からいろいろ設定できるようなのですが、今回インストールした「mac precision touchpad」は、私が使っているような2012年製などの古いMacBookのトラックパッドを高精度タッチパッドとして認識させてしまうもののようです。
ドライバーのインストール後は、Bootcampコントロールパネル(「◆」←こんなやつ)からタッチパッドの項目が消えます。下の画像でいうところの、赤丸のところに元々はありました。
それじゃどこいったかというと、そうです、Windowsのスタートボタンの中にある「設定」から「デバイス」に入ると、「タッチパッド」の項目が現れたではありませんか!つい先ほどまでこんな項目ありませんでした。
画像の通り、スクロール方向も変更できるし、3本指や4本指での操作にも対応しています。もちろんですが、Bootcampコントロールパネル(◆)で設定できた数少ない項目も網羅しています。いわゆる上位互換(神仕様)ですね。というか、古いMacのトラックパッドでも動くんなら、最初からそうしてよって思いますね。わりと時間使いました。
さて、これでトラックパッドが「普通に」使えるようになったわけですが、この過程に至る前に、BootcampのWindowsサポートソフトウェアが最新でないからダメなのかなと思い、5.1から6.0にアップデートをしようとしましたが、これまた失敗の連続。。。エラーが出て更新が止まってしまいます。エラーメッセージによると、「AppleOSSMgr.exe」というものが原因のようでした。
まずは、これの動作を止めてアップデートしてみようと思い、システム構成(検索窓にmsconfigで起動)の「サービス」タブから、「AppleOSSMgr.exe」を探します(「Microsoftのサービスをすべて隠す」にチェックを入れると探しやすい)。
チェックを外して適用→OKボタンで再起動となるのですが、これでもダメでした。
ちなみにシステム構成の「BootCampService」のチェックを外してもダメでしたし、なんならこのチェックを外してしまうとスタートアップ項目にBootcampが出てこなくなってしまい、◆が起動できなくなったので、元に戻しました。
どうやら「AppleOSSMgr.exe」そのものが悪いというより、これのレジストリ情報がおかしいのかもしれません。なんだかよく分かりませんので、荒療治を行います。Cドライブの「C:\Windows\System32」にある「AppleOSSMgr.exe」を適当にリネームして、「AppleOSSMgr01.exe」に変更してみました。そして更新してみると、なんと更新成功!超まぐれです。システムフォルダを見ると新しく「AppleOSSMgr.exe」が作られていたので、リネームした01の方は削除して、システム構成のチェックも入れ直しました。
これで無事にBootcamp6.0になったわけですが、結局これでもスクロールの方向は変えられなかったので、上で書いたドライバーのインストールをして解決したという顛末です。