マイナンバーカードが保険証として利用できることを知っていますか?
知ってるけど作るメリットが分からない、
手続きがめんどくさそう。
そう思っているあなたにぜひ読んでもらいたいです。
2023年4月から全ての医療機関でマイナンバーカード保険証(以下、マイナ保険証)への対応が義務化となりました。
また厚生労働省は、現在使われている健康保険証を2024年の秋に廃止し、マイナンバーカードへ一体化した形に切り替えるとしています。
そういった背景から皆さんが乗り遅れないためにも、マイナ保険証のメリットから作り方まで現役の医療事務がなるべく分かりやすく解説していきます。ぜひ最後までお付き合いください。
⚠️マイナンバーカードはすでに持っている前提で話していますので、予めご了承ください。
マイナ保険証を作るメリット
①高額な医療費が発生した場合でも、マイナ保険証として使うことで、高額な医療費を一時的に自己負担したり、役所で限度額適用認定証の書類申請手続きをする必要がなくなります。
②マイナ保険証を使って医療機関等に受診した際に、自身のお薬の履歴や過去の特定健診の情報等の提供に同意すると、医師等からより多くの種類の正確な情報に基づいた総合的な診断や重複する投薬を回避した適切な処方を受けることができます。
③マイナポータル(マイナンバーカード専用アプリ)から保険医療を受けた記録が参照できるようになり(同意のもと)、領収証を保管・提出する必要がなくなります。医療費控除申請も簡単に手続きできます。
これらは医療従事者側からしても手続き等の説明が省けるので、お互いにとっていい仕組みですね。
マイナンバーカードを保険証として使えるようにする方法
健康保険証利用の申込方法は以下の2つから可能となります。
①マイナポータル
②セブン銀行ATM
それぞれ解説していきます!
マイナポータルで登録する方法
パソコンとスマートフォン(以下、スマホ)両方から申込できますが、
圧倒的に簡単なスマホからの登録方法を紹介していきます。
マイナポータルとは?
マイナポータルとは、デジタル庁(国)が運営するオンラインサービスであり、子育てや介護などの行政サービスの検索やオンライン申請が可能です。個人専用のサイトであり、行政からのお知らせを受け取ることもできます。
準備する物
①申込者本人のマイナンバーカード
②マイナンバー交付時に設定した4桁の暗証番号
③マイナンバーカード読取対応のスマホ
④アプリ『マイナポータルAP』のインストール
(お手持ちのスマホに合わせて、下記の下線が引いてある文字をタップすると無料でダウンロードできます。)
アプリの操作手順
①「マイナンバーカードの健康保険証利用申込」をタップ。
②利用規約などを確認し、案内に従って進む。
③4桁の暗証番号(マイナンバー交付時に設定した番号)を入力し、スマホでマイナンバーカードを読み取って申し込み完了。
【iPoneの場合の読み取り方】
iPoneをカードの上半分にかざして下さい。(下記画像参照)
【Androidの場合の読み取り方】
Androidの背面にある吹き出しのような「モバイル非接触ic通信マーク」に当てるようにカードを合わせて下さい。(下記画像参照)
④下記のような表が画面で確認できたら、無事成功です。
※基本、パソコンも端末が違うだけで流れは同じです。ただし、パソコンで申請する場合はICカードリーダー(カードを読み込む機械)が必要となりますので、ご注意下さい。
セブン銀行で登録する方法
手順
①ATM画面の「各種お手続き」ボタンを押す。
※ATMの機種によってボタン名が「マイナンバーカードでの手続き」の場合があります。
②「健康保険証利用の申込み」ボタンを押す。
③画面の案内に従って操作し終えたら申込完了。
注意点
⚠️午前3~6時頃に行った取引は、午前6時以降に順次申込みが完了となる予定です。
⚠️システムメンテナンスなどにより、利用できない場合があります。
⚠️年末年始・ゴールデンウィーク等は、上記と異なる場合があります。
⚠️利用の申込みには、マイナンバーカードと利用者証明用パスワード(4桁)が必要です。※ATM操作に健康保険証は不要です。
使える場所
マイナ受付のポスターが貼ってある医療機関・薬局のみで使えます。(2024年1月時点)
ポスターの画像については著作権の関係で掲載できないため、マイナポータルでご確認ください。
使い方
設置されているカードリーダーにかざすだけ!(顔認証が必要な場所もあるので、各医療機関・薬局のやり方に合わせて対応しましょう)
わざわざ窓口で毎月保険証を提示する手間が省けますね。
以上でマイナ保険証の一連の解説は終わりです。
制度として始まっていましたが、今年は本格的に導入される医療機関・薬局が多くなりますので、皆さんが慌てずに流れに乗っていけることを願っています。
また情報は厚生労働省のホームページやマイナポータルで随時更新されますので参考にしていただけると嬉しいです。
情報更新され次第、なるべくこの記事も随時更新する予定です!
最後までお読みいただきありがとうございました。