舞台「弱虫ペダル」^・ω・^ | ゆにふぉーむ屋さんのぶろぐ^・ω・^
見ました。DVDを^・ω・^

初演が口コミで広がり、次作以降即日完売が続く人気作品・舞台版「弱虫ペダル」。
噂には聞いていましたが、この斬新さすごいですね(「・ω・)「
ここ最近いろんな舞台のDVD見てますが、新しさとアナログ感が入り混じった感じ。
エンターテイメントの可能性はまだまだあるのかもしれない、とか
何目線なの?っていう感想を持ちつつ視聴。

まず「弱虫ペダル」の簡単なあらすじ^・ω・^
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アニメや漫画が好きな、オタク高校生・小野田坂道(おのだ さかみち)。
高校に入ったら、アニメ研究会に入って、アニメ好きな友達を作るんだ!と意気込んでいたものの
アニメ研究会は部員が居なくなり廃部寸前。
部員を集めるために奮闘するものの、親しい友人もおらず、うまくいかない。
日々の癒やしは、毎週秋葉原に「自転車で」通うこと。
坂道(さかみち)の地元・千葉から秋葉原までは片道45km。
電車賃を節約する目的で、小学生の頃から自転車で秋葉原へ通っていた。

ある朝、坂道が学校の裏門に続く坂を自転車で登っていると、
ロードレーサーに乗った今泉俊輔(いまいずみ しゅんすけ)とすれ違う。
かなりの傾斜のある坂を、歌いながらママチャリで登る坂道に、今泉は驚愕する。
こいつは只者ではない、と感じた今泉は、坂道に勝負をしかける。
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そんなこんなで、今泉や鳴子章吉(なるこ しょうきち)出会い、自転車競技部に入ることになる坂道くん。
初演のこの作品では、今泉、鳴子との出会い、そして自転車競技部と出会うまでのストーリーです。
大きなお話の流れは、原作漫画通りになっています。

一番の斬新なところは「自転車競技」の再現方法。
2.5次元舞台の特集などでよく紹介されていますが、
自転車を漕いでいる時の演出は、役者さんがハンドルを持って、足踏みをしているだけ。

話だけ聞くと、大体失笑されるんですが(最初は私もそうでした)、
実際見てみると、舞台の表現としては全然アリだなと感じます。

そもそも舞台って、観劇する人の「想像力」が必要なものだと思うのです。

例えば時代劇であるとして、戦うシーンで斬られても血は出ません。
舟で川を渡るシーンがあっても、実際に舟に乗るわけじゃない。
例えばお笑いの舞台で、タクシーのコントをする時、実際にタクシーはありません。
車に乗っているという体裁で、椅子とハンドルだけがあったりします。

こう考えると、自転車競技を演劇作品としてやるにあたって、
ハンドルだけもって足踏みするっていうのは、至極真っ当な表現方法だと思うのです。
演出家さんによると、どこまで自転車を再現するかも悩んだそうです。
ハンドルの下までか、前輪部分まで残すか。
試行錯誤した結果、ハンドルだけが一番いいという結論だったそうです。
ただハンドルもって足踏みをしているだけじゃなく、役者さんが動くことで、カメラワークを再現。
ステージ正面に向かっている時もあれば、ななめに展開して並んだり、
客席をカメラに使っているようなイメージです。
自転車の音と照明、そして役者さんの演技で臨場感を出しています。
斬新なのにアナログ。アナログだからこそ、きっと熱が入るのだろうな、とも感じました。

個人的に感じたのは、この舞台の伝えたいもの。
スポーツ漫画って、スポーツそのものの良さ、技のかっこよさも魅力の一つです。
ですが、少年漫画としては、そこで頑張る少年たちの葛藤や人間模様も大きな魅力だと思うのです。
それを表現するのに、実際に自転車こいでるか、こいでないかっていうのは、
舞台作品にするにあたって、そこまで重要じゃないんじゃないかな、とも思ったのです。


つまり何が言いたいかというと。。。

イケメンがハンドルもって足踏みしてるだけの舞台じゃないよ!

ってことです。

というか、これだけ人気があるものに、魅力がないわけないんですよね^・ω・^
ストーリーとキャラクターの良さ、臨場感のある演出、歌、
キャラクターや原作へ敬意を込めて演技に臨む俳優さん。
いろんなものが組み合わさって起こったムーブメントなんだろうなと思います。



▲公式に特集動画があったので(「・ω・)「


続いて見た次作(箱根学園編)は、
さらに面白かったので、それについてはまた後日(「・ω・)「