昭和元禄落語心中^・ω・^ | ゆにふぉーむ屋さんのぶろぐ^・ω・^
アニメ「昭和元禄落語心中」が最終回でした(「・ω・)「
落語家・八代目 有楽亭八雲の一生を描いた作品でした。
始まりは、弟子である与太郎がメインで描かれていたので、
主人公は与太郎なのかなと思っていたんですが、
最終的には八雲が落語と共にどういう人生を歩んできたのかというお話になりました。

タイトルにもある「落語心中」は、
八雲が自分の人生とともに落語も無くなればいい、と思っていたところに由来するようですが
最終的には与太郎(3代目 助六)の「落語なんていいもんは無くならねえ」という一言に尽きます。

アニメは「与太郎放浪篇」「八雲と助六篇」「助六再び篇」と3つに分かれています。
「与太郎放浪篇」は1時間のアニメで、「八雲~」と「助六再び~」はそれぞれ1クール(12話かな)あります。
「八雲と助六篇」も終盤が近づくに連れて、本当なんてアニメ見てんだって思うくらい
シリアスで重苦しい、それでいて何も救いなんかもない話でしたが、
「助六再び篇」は、中盤から毎回泣かされました。

八代目 有楽亭八雲が落語と共に背負ってる人生が、重くて、切なくて。
それでも苦しいだけじゃない、幸せだって思える瞬間も確かにあって。
すんごい作品でした。リアルタイムで見られて幸せです。

「落語」のシーンが要所要所にたくさん出てきますが、これが本当にすごい。
実際に落語をやってらっしゃる声優さんもいらっしゃったりして、とにかく「本物」です。
特に石田彰さん演じる八雲は、その生涯を描いているだけあって、若い頃から老人になるまで、
様々な声色で落語を演じ、語ります。
声のお芝居ってここまで出来るのか、と感動します(「・ω・)「

八雲さんの言葉、ひとつひとつがとても好きなので、一つご紹介。

人ってのは全てわかりあえるわけがない。それでも人は共に暮らす。
取るにたらないせんないことをただ分け合うのが好きな生き物なんだ。
だから人は1人にならないんじゃないか。