好きなもの紹介Vol.2 ^・ω・^ | ゆにふぉーむ屋さんのぶろぐ^・ω・^
今回の好きなものは、ライトノベル「"文学少女"シリーズ」です^・ω・^

ライトノベルとは…
「ライトノベルは日本のサブカルチャーの中で生まれた小説のカテゴリの一つ。日経BP社『ライトノベル完全読本』においては「表紙や挿絵にアニメ調のイラストを多用している若年層向けの小説」とするものがあり、また榎本秋は自身の著書における定義として「中学生~高校生という主なターゲットにおいて読みやすく書かれた娯楽小説」としている」(うぃきぺでぃあ)

おもに私がライトノベルと思っているのは、本屋さんでよく見る、アニメ調のキャラクターイラストが描かれた、文庫サイズの小説本のことです^・ω・^


その中でも、ファミ通文庫(エンターブレイン)から発刊されていた「"文学少女"シリーズ」が私は大好きなのです。このお話自体にとっても読み応えがあるのはもちろん、その他のまだ読んだことのない本をすごく読みたくなるのです^・ω・^



お話のあらすじは、

高校生になった主人公の井上心葉(いのうえ このは)は、自称"文学少女"である天野遠子(あまの とおこ)のある秘密を知ってしまい、文芸部の部長だという彼女に詰め寄られ文芸部員となる。心葉は過去に大きなトラウマがあり、物語を書くことから遠ざかっていたが、文芸部に入ったことで毎日毎日遠子に三題噺を書かされることになってしまった。
文学少女らしい繊細な外見とは裏腹に、天真爛漫な彼女は自ら事件に首を突っ込んでいく。心葉はそれに巻き込まれながらも、さまざまな人々と関りあいを持つようになり成長していく。その最中、トラウマの原因となったある少女に再び出会う。
そして、心葉、遠子が過去に抱えたそれぞれの「物語」が少しずつ紐解かれていくのであった。


シリーズ全部通すとこんな感じなのかな…^・ω・^

この作品の面白いところはなんといっても、「実在する文学小説」が数多く出てくるところです。

『本作は実在の文学小説が題材となっており、その小説をなぞるかのように物語が展開したり、登場人物がその小説に強い影響を受けたりしている。物語は基本的に井上心葉の一人称で進むが、その物語の合間には登場人物の「誰か」の文章・心情などがその人物の一人称で語られる。』(うぃきぺでぃあ)

「"文学少女"シリーズ」は、本編が全8巻、短編集が全4巻、外伝が全3巻と1巻の、合計16巻。
すべてのお話で「実在する文学小説」が題材となっています。たとえば、1巻の「"文学少女"と死にたがりの道化」では、太宰治の「人間失格」が題材とされ、ところどころで主人公ではない「誰か」のお話が「人間失格」の本文のような文章で語られています。

メインの登場人物である、"文学少女"こと「天野遠子」はとにかく本が好きなので、お話の中でたくさんの本を読み、その物語の良さを語っています。その本の良さを語る言葉がそれはもう独特^・ω・^けれど、その不思議な言葉たちが物語の良さを引き立て、つい読みたくなってしまうのです。

その中でも、作中で紹介されたポール・ギャリコの「スノーグース」を一度読んでみたいなって思っています。
…おや、ギャリコを調べていたら…私と誕生日同じだ^・ω・^なんていうミラクル。



ライトノベルの良さは読みやすさ、入りやすさにもあると思います。
値段が手ごろで、アニメ調のイラストが表紙というのもありますし、文章自体も難しくかかれておらず、とってもわかりやすくて読みやすいです。
"文学少女"シリーズは基本的に心葉の一人称なので、すらすらっと読み進められます。ライトノベルというと、挿絵も多いイメージですが、このシリーズはあまり挿絵はなかったと思います。文字だけで進む物語を頭で想像するのがすごく楽しいです。


“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)
(2006/04/28)
野村 美月

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そんな"文学少女"シリーズの第1巻は先ほど紹介した「"文学少女"と死にたがりの道化」です。太宰治の「人間失格」が題材となっていますが、そのお話を知らなくても楽しめます。むしろ知らないで読んでも、作中で文学少女である「遠子先輩」が解説してくれます。




もうすぐ読書の秋だし^・ω・^

"文学少女"のようにもっといろんな本を読んでみたいですね^・ω・^