先日、Yahoo!ニュースでこんな記事を見かけました。
「”自己決定感のなさ”は、必ず病となって表れる」メンタルトレーナーが指摘
興味がある方には記事を読んで欲しいのですが、一部を抜粋します。
(ここから引用)
人は、何かを「やるか・やらないか」を判断する時、そして自分がやっていることについて「上手くいっているか?否か?」を判断する時、自分の信念や価値観に照らし合わせ、「自分の基準で決めた」という感覚が伴う“内的基準”で判断をします。
一方で、「みんながそうしてるから、私もそうした」「〇〇大学の教授がそうだと言っていたから、そう判断をした」「医者がそう言ったから、そうなんだと信じた」など、「自分の基準ではなく、外部の基準で決めた」という感覚が伴う“外的基準”で判断をすることもあります。
身の回りに起きる現実を「内的基準」という脳の動かし方で判断をするのか? 「外的基準」という脳の動かし方で判断をするのか?
実は、このことはその人の健康状態にも、そして収入の量にも多大な影響を与えます。
一方で、「みんながそうしてるから、私もそうした」「〇〇大学の教授がそうだと言っていたから、そう判断をした」「医者がそう言ったから、そうなんだと信じた」など、「自分の基準ではなく、外部の基準で決めた」という感覚が伴う“外的基準”で判断をすることもあります。
身の回りに起きる現実を「内的基準」という脳の動かし方で判断をするのか? 「外的基準」という脳の動かし方で判断をするのか?
実は、このことはその人の健康状態にも、そして収入の量にも多大な影響を与えます。
(中略)
また世の中には、標準治療が効かない人達がいます。
例えば、ガンに対する標準治療としては「抗がん剤、放射線治療、外科手術」というものがありますが、それについても賛否両論が、世の中に多数飛び交っています。
特に「抗がん剤」についてよく見解を求められますが、私は賛成も反対もしません。抗がん剤が悪いのではなく、抗がん剤を使う時の「背景にある脳の動かし方が、その成否を分ける」からです。
例えば、ガンに対する標準治療としては「抗がん剤、放射線治療、外科手術」というものがありますが、それについても賛否両論が、世の中に多数飛び交っています。
特に「抗がん剤」についてよく見解を求められますが、私は賛成も反対もしません。抗がん剤が悪いのではなく、抗がん剤を使う時の「背景にある脳の動かし方が、その成否を分ける」からです。
(引用ここまで)
がんになって、標準治療をやるにしろ、民間療法をやるにしろ、自分の判断でなければ効果が下がるという話です。
なるほどー、と思いつつ、思い出したのが二十歳の頃の事。
私はバブル最後の世代で、ギリギリ就職氷河期前。
就活は売り手市場と言われる時代だった。
私は勉強が苦手で大学や短大には行かず、就職に有利になりそうなビジネス系の資格を取れる専門学校に行った。
就職は、学校推薦。
だから、一社ずつしか受けられない。
履歴書を出して、試験・面接に行って、結果が出るまでは次を受けられない。
就職指導の先生は、その学生が採用されそうなところに振り分ける。
もちろん学生の希望をもとに振り分けるんだけど、能力とのギャップがあると、希望は聞いてもらえない。
専門学校は就職率の高いところが人気だから、少しでも就職率を上げるために学校も必死だったな。
私は、専門学校では、意外と成績がよくて。
苦手だった数学や英語なども一般教養としてあるにはあったけど、主要教科は簿記、プログラミング、ワープロ操作、秘書。
楽しかったから頑張った
だから、自分でいうのもなんだけど、先生達にすごく期待された。
私が行きたい会社よりも、もっと大手の有名企業に行けと、ほぼ強引に薦められた。
本当に最後まで気が進まなくて、イヤイヤながら面接に行った。
案の定、見事不採用。
ほらやっぱりね、私の実力なんて大したことないのよ、と就職指導室に行き、私がもともと希望していた会社への推薦を求めた。
そういう約束だったから。
もし大手を落ちたら、次に必ずそっちを推薦するという。
先生は落ちるわけないと思ってたのね
よく考えれば当たり前なんだけど、その時にはもう、別の子がその会社に推薦されてとっくに決まっていて、私が入る余地はないと言われた。
そして、その頃もうほとんどの求人が他の子で決まっていて、就職すら危うかった。
最初から、先生の言うことなんか聞かずに自分の行きたいところに行けばよかった。
そんな後悔で帰りの電車では大泣き。
家でもしばらく泣いていた。
翌日、顔全体がパンパンに、真ん丸に腫れていた。
泣き腫らした目だけでなく、唇も叶姉妹みたいになってた(笑)
とても学校に行ける状態でなく、すぐ病院に行くと、「自律神経失調症です」と言われた。
原因不明の時に使われる便利な病名(笑)
まあ、ストレスで自律神経のバランスを崩してひどいむくみを起こしたってことね。
腎臓でも悪いんじゃないかと不安になっていたので、安心したらむくみが簡単に引いて、翌日は学校へ。
そこで、もう一度先生に食い下がって、「あの会社、受けさせて下さい!!」と粘った。
粘ってみるもんだ。
その会社には、過去に何人も採用された実績があり、学校との信頼関係が強かったから、なんと特別に面接をしてくれた。
多分、予定になかった総務の枠を設けてくれたようだった。
まあ、売り手市場ならではの事よね。
あの時、私は、人のせいにするのはやめよう、人に頼るのはやめよう、自分が信じたことをやろうと決めた。
自分で決めたことなら失敗してもそれなりに納得できる。
でも、人に言われたから、で決めたら後悔する。
言いたいことをうまく相手に伝えられない私だけど、よく頑固だと言われるのはこの経験があるからかな。
話長くなったけど、なんでも、自分で考えて判断して決めないと、病気になるという理論、私はすごく腑に落ちる。
ところで、その念願叶って面接行った会社、無事内定をもらい、入社しました。
当時は、女性は24歳か25歳で結婚、仕事はそれまでの腰かけが多い時代。
会社も、専門職以外の女性には、戦力としての期待はしない。
特にその会社は、女性社員は単なるマスコットで、ろくな仕事は与えない会社だった。
だからつまらなくてつまらなくて、2年半で辞めてしまった(笑)
入社前に見抜けなかった私
でも、自分が選んだことだから、入社したことも退職したことも後悔はなかった。