私が他人に期待することを

たいてい他人はやってくれない。

私は他人から期待されることに一生懸命答えてきたつもりだったけど、

そんな事他人からみたらどうでもいいことで、

結局期待に答えられない私は役立たずでしかない。

他人に期待するのにも、期待されるのにも疲れてしまった。

何もない世界で生きていけたらどんなに楽だろう。

あと、50年近くも生きていかなければいけないのなら、波風たてずに生きていきたい。


他人から期待される自分を演じていたら、

どんどん素直さがなくなって物事の裏を考えるようになってしまった。

あぁなんてイヤな奴になってしまったのだろう。

そんな自分を見たくないから、もう誰も私に期待しないで欲しいのだ。

私は平坦な道を歩いていきたいのだから。

月日ばかりだ通りすぎ、

私はどんどん年を重ねているけど、

あの頃と一体何が変わったのだろう。

あんなに辛かった日々も、今では遠い昔のことで、

何が辛かったのかも今となっては思い出せない。


この辛さを乗り越えたら私は成長すると信じていけど、

本当に成長したのか今の私には解らない。


ただ、あの頃毎日会っていた人たちと会わなくなって、

このまま連絡も取らなくなるかもしれないと思うととても悲しい。

濃密な日々を過ごしていると思っていたけれど、

案外過ぎてしまうと、そうでもなかったような気もしてくる。


子どもの頃夢見ていた大人と今の自分が違いすぎて

自分にがっかりする。

大人になるって何て現実的でつまらないのだろう。

生まれてからたくさんの言葉を獲得したはずなのに、

この感情を表現する言葉を今の私は持ち合わせていない。


人に囲まれて過ごした後は、一人の時間がもどかしい。

なぜこんなにも寂しいのか、解らない。

私は何を期待していたのだろう。

結局、状況なんてそんな変わらないのだ。

ただ、経験を増やせば増やす程、

言葉にできない感情だけが渦巻いて私を翻弄する。


あぁ、何かを知るのは、なぜこんなにも混乱を伴うのだろう。