大声あげて泣くほど彼が好きだった。
いつも私は強がって、自分自身にさえ嘘をついて生きてきた。
それを見抜いた彼を心底好きだった。

今、気付いた。
私は彼と二人で生きていきたかった事を。

それが出来ないから、彼を引き離したんだ。

彼の夢を潰したくなかったから。
いや、嘘だ。


私は人並みの幸せを手に入れたかったんだ。
それが彼とできないから、彼の手を離したんだ。
彼の為、私の為と言っておきながら、私はやっぱり私しか愛していないんだ。

なんて醜い女なんだ。

ちくしょう。

ついに爆発。

やっと爆発。


爆発してみるとあっけないもんで、

何をウジウジしていたのかと思うけど、

確実に一人を深く傷つけた事にかわりはない。


これでよっかた、

こうなる運命だったと思うけど、

心のどっかでは、ホントにこれで正しかったのだろうかと

あの日から問い続けてる私がいる。


ただ、ただ、今は幸せになって欲しいと願うけど、

きっと彼にとっては余計なお世話だろう。




子どもの頃から正解と不正解の世界にドップリつかり過ぎて未だにその思考が抜けない。

何か決断を迫られるたびに「正解の道はどっちだ」と考えてしまう。

ある物事はみる側面によって、人によって正解・不正解は違うと最近やっと理解したはずなのに。

あまりに馴染みすぎたこの思考が抜けずに困ってしまう。


ただ、今の私の行動は人として不正解だと気づいている。

早く正しい道に戻らなければ。

どんどん自分を追い詰めるだけだ。


正しい道を進むのがこんなに苦しい事だとは知らなかった。