舌の記憶を頼りに ２５年間食べもの絵日記を描き続けている 雑食性サラリーマンです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
福岡その７・かろのうろんふたたび
檀一雄はその著書「美味放浪記」の中で、『まことに博多の「ウロン」をつついていると、庶民のかけがえのない幸福さえ感じられる』と書いている。やっぱり博多はうどんの街なのである。という訳で、福岡を発つ前の最後の昼食に、ふたたびかろのうろんを訪れた。
この店、店内写真撮影禁止なのだが、私の場合は関係ない。まさか記憶して帰って絵を描くのまで禁止ではないだろう。私は肉うどんを、妻はごぼ天と丸天を両方のせたのを食べたのだが、実は檀一雄もこのごぼ丸が好きだったそうで、妻にそのことを教えると、「似てるのかも知れない」と言っていた。配偶者に「火宅の人」になられても困るので、似ているのはうどんのトッピングの好みくらいにしておいてほしい。
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