このブログ記事は、
2006年に楽天で書いた記事の焼き直しです。
昨日のブログでリンクしてくださっているライヤさま
が、
「街占で風邪をひいたかも?」と書かれていて、
それをヒントに書いているのですが・・・
漢方薬は、相変わらず、
■古臭い、時代遅れ
■即効性がなさそう
■値段が高そう
など、数々のイメージの悪さがついて回っていますね。
最近のテレビのCMではありませんが、
健康保険の適用も受けらる薬です。
病院で処方される薬でも、
知らずに漢方薬を飲んでいる場合があります。
日本の医師法では漢方医と呼ばれる医者はいません。
漢方を勉強している医者は沢山いらっしゃいますがね。
余談ですが、日本の鍼灸師と中国の鍼灸師の
決定的な違いは、中国の鍼灸師は投薬ができる。
つまり医者と同じように処方ができるということらしいです。
話が、脱線してしまいましたが、
漢方薬を正しく服用するためには、
結構複雑な決まりごとが存在します。
同じ症状を訴える患者でも、その人の
体形や体力などによっては、
全く違う処方をされる場合があります。
西洋医学の場合ですと、最初に病名があり、
次にその症状にあった薬があたえられますが、
漢方を初めとする東洋医学では、
先に薬が存在し、その薬にはコレコレの症状の人が
服用できるとなっています。
これらの事について詳しく知りたい方は
医学の古典である「傷寒論」という人類史最古の
処方箋の集大成の本に載っています。
また、脱線しましたが、
漢方の場合、病人をあるタイプ別に分類します。
それが証といわれるものです。
証には実と虚があります。
また、そのそれぞれに陰と陽があります。
実証とは、筋肉質・肉太・胃腸が丈夫・活動的
虚証とは、筋肉薄弱・痩せ・胃腸が弱い・静的
陰証とは、顔面蒼白・冷え性・発汗が少ない・下痢気味
陽証とは、顔面赤味・暑がり・汗かき・便秘傾向
などが上げられます。
詳しくするとさらに分類しなければなりませんが
それらの組み合わせに応じて薬が選ばれます。
漢方薬には、副作用がないと
思っている人も多いようですが、
副作用もちゃ~んとあります。
例えば、漢方薬でポピュラーな「葛根湯」というものは
感冒・鼻風邪・頭痛・筋肉痛・手や肩の痛みなどで
よく服用されていますが、
簡単に考えて証を無視すると充分な効き目が現れません。
この薬がよく効き目を表すタイプは
比較的体力があり、汗ばむことなく悪寒・発熱・頭痛がして、
首筋や背中の強ばる人によく効きますが、
胃腸虚弱・食欲不振・嘔吐・悪心がある人は服用できません。
また、この薬は可能な限りの熱湯で服用します。
顆粒は熱いお湯に溶かして、ドリンクタイプは耐熱容器で
暖めて服用します。
また、漢方薬は基本的に食間に服用します。
服用したらすぐに、布団を重ねて被って寝て
体温を上昇させてください。
服用したからといって、安心してウロウロしていると
充分な薬効が期待できません。。。