只今は日本に一時帰国中。


ブログの読者はほぼ全員が日本人、しかも殆どが日本居住の皆さんと言うことで、一時帰国中はブログの更新はしていません。長野県の一都市の何でもない日常を苦心して記事にするのも大変だし、ブログのタイトルをみてマレーシア・ペナンの情報かと思って訪問される新規読者にも申し訳ないので。



という訳で久しぶりの更新ですが、マレーシア居住者はもちろん日本居住者の生活にも大きな影響がある外国為替。ついに1ドルが160円の大台にのってしまいました。


マレーシア居住で、日本の年金や円建てで給料を受け取っている駐在員への影響は深刻。月々の手取りも日本国内の預金も大きく目減りしてしまいます。


日本居住者は、国内で生活している分にはダイレクトに影響を感じにくいですが、流通の各段階での企業努力が限界を超えた時点で一気に物価高が直撃することになります。石油などのエネルギー源、食料品、衣料や日用品の多くを輸入しているのが、現在の日本です。



この円安傾向、一時的ではなくて長期的になる可能性が大。

将来に備えたまとまった額の銀行預金などは、複数の外貨預金に分散するのが手軽で良いかと思います。

ポイントは増やすのではなくて減らさないこと。投機でも投資でもなくて保全! 

インフレ下にあっては、今の100万円の価値をそのまま保つだけでも工夫と努力が必要です。


複数の外貨預金を持って、必要になったらレートの良い外貨を売って円貨を入手。各銀行とも比較的簡単に外貨預金が出来るので調べてみては如何でしょうか?


以下は各通貨のここ半年の対円レートの動き。円はほぼ全ての通貨に対して安くなり続けています。

再び円が高くなったら買うのではなく、これからも円が安くなりそうなら今が買い時です。










最後に現在の預金の分散状況をご参考までにご紹介します。
日本ではソニー銀行の外貨口座、マレーシアとシンガポールはHSBCの自国通貨と外貨口座、タイはアユタヤ銀行のバーツ口座、ファースト・ハワイアン・バンクのドル口座に分散されている合計額です。

現在の預金額を現在と今年年初の為替レートで全額を円換算して増減比較した結果は約7%の増加
つまり年率換算で14%も円は安くなっています! 
  (注)外貨の調達時期は様々なので実預金額が増えた訳ではありません。