久しぶりに為替レートをチェックしてみました。


日本は自民党が選挙に大敗。経済政策や通貨政策などの主導権を失って政策全般が迷走気味。政権からの厳しい締め付けから解放された日銀は本来の狭い視野での金融政策に久しぶりに回帰。(個人的には強引な金利引き上げで日本の景気の腰が折れると思っています。)


アメリカは、まさかの第二期トランプ政権へ。そのキャラクターと復活の過程をフルに活用して教科書的な政策に縛られることなく自由奔放な政策運営をさっそく開始。


中国は国内の経済状況の悪化や強引な対外政策のツケが回ってきて動きが鈍く。ロシアはトランプ復帰でウクライナ侵略の出口戦略を見失い、あるいは政権崩壊の可能性すら見えてきました。


そんな状況で為替レートの状況を見通すことなどとても無理。手持ちの僅かな預金は当面は現状のままフリーズです。


今回は日本円・マレーシアリンギット・アメリカドル各通貨の他通貨との直帰1年間のレートをチェックしました。どれも素人には的確なコメントが難しい荒い動き。分析は各読者にお任せしたいと思います。


最初は日本円。





トップのマレーシアリンギットが1割以上高くなった以外は、乱高下した結果おおむね1年前と同水準になっています。



次はマレーシアリンギット





意外にもどの通貨に対しても高くなっているマレーシアリンギット。国内経済は堅調、日・米や中国・ロシアなど不安要因のある国と絶妙な距離感で特定の国に過度に依存していないことが背景にあるように思われます。



最後にアメリカドル







各通貨に昨年夏に大幅に安くなった後はドル高基調ですが、不安定な動きでこの先の動きが読めません。




最後に現在の預金状況


4割弱がマレーシアリンギット、他の通貨は各1割程度。円換算して1年前と比較するとマレーシアリンギット高により約6%の増加と良好な結果になりました。






中華正月もピークを過ぎて徐々に日常生活に戻りつつあるペナン。

週明けから業務を再開したオフィスや工場も多いようで朝夕の渋滞も復活しつつあります。


それに伴ってジョージタウン周辺の空気質が悪化しています。

ペナンの測定ポイントは少ないですが、工場などもなく基本的に空気が綺麗な北海岸の数値が高いのが気になります。工場の多い半島側のポイントは150超えの危険な数値。当然、測定ポイントのないジョージタウン中心部や東海岸沿いの数値も高いことが推測出来ます。


地図はペナン島の北東部と対岸のバターワース周辺ですが、島側はオフィス街と電子機器など比較的低公害の工業地域、半島側海沿いは重化学や機械などの本格的な工業地域です。遠くから風で運ばれてくる汚染された大気に、ここで発生する煤煙や通勤などの自動車からの排気ガスが加わって空気質が一気に悪化する仕組み。


バンコクで肺が大きなダメージを受けた為でしょう。ちょっと買物ついでに散歩しても息苦しさを感じます。コロナ禍で忘れていましたが、空気質が悪い日は外出を控えて空気清浄機をフル稼働させた室内で過ごすことが重要です。ジョギングなどの有酸素運動など問題外、健康を害さないよう細心の注意が必要です。



クアラルンプールやシンガポールなどマレー半島中南部は若干高めの程度で比較的良好。今、旅行するならシンガポールが良さそうです。



ぐっと視野を広げてみると東南アジア・東アジア一帯の数値も悪化しています。🔥マークが無数にあるのはカンボジアの原生林。中国内陸部も真っ赤です。



中国本土の主要都市は軒並み危険な水準です。この時期、中国への観光旅行は避けたほうが良いでしょう。


一見すると関係なさそうな遠い国の大気汚染ですが問題なのは季節風。

高校受験の復習として、ネットから地図をお借りしました。


陸よりも海の温度が高くなる冬(概ね12月〜2月でしょうか)はご覧の通り、中国本土や東シナ半島から海側に強い季節風が吹き抜けます。つまり、中国内陸部の汚染された大気は日本海を超えて日本、そしてはるばる東南アジアへ。ミャンマーの森林焼却の煤煙もマレー半島へと流れてきます。



概ね6月〜9月の夏の季節には風が反転。日本は良いものの、マレー半島や東シナ半島にはインドネシアの森林焼却の煤煙が吹き込んできます。


こう見ると、常夏で年中暑く、北と南から汚染された大気が交互に流れ込むマレーシアは健康にはあまり良くない国なのかもしれません😩😢



中華正月4日目の昨晩、ジョージタウンで恒例の夜祭りが開催されました。

一晩だけの中華正月期間中最大のお祭りです。


会場はペナン島の北東部にある世界遺産地区のほぼ全域。

インド街を含む域内を全面通行止めにして夕方から深夜まで。

観光客はもちろん、ペナン島や半島側から地元の中華系マレー人も集まって街路は大混雑。

夜がふけるほど人で一杯になります。





曇りがちで気温も低めだった昨日。

雨の心配もない予報だった事もあって、夕暮れ前から多くの人が集まってきて早くも人で一杯に。


これはマレーシア・ペナンでは珍しい現象。

日暮れまでは暑くて、夕方にはスコールがある事も多いこの時期、イベントが4時開始となっていても人が集まってくるのは大概は日没の7時過ぎ。明るいうちから、こんなに人が集まっているのをみるのはコロナ禍以前以来かもしれません。





街路毎にテーマがあって、正月飾りを手作りしたり、料理教室があったり、伝統楽器を触れたり、伝統舞踊を間近で観られたりと、マレーシアの中華文化が大集合。もちろん、人気のライオンダンスの曲芸や龍の集団芸も随時あちこちでお披露目!




悩みは会場が広すぎて、タイムテーブルもあってないようなものなので、何を観られるかは運次第。昨晩は結局ライオンダンスの曲芸は観られず終いでした、残念!





祭りといえば食!

幾つもの街路には多数の料理屋台が大集合。中華系の屋台が多かったですが、中華新年のこの時期しか見かけない屋台もちらほらと。ペナンも最近は大規模ショッピングモールなどに綺麗なフードコートが増えて、昔ながらの素朴な屋台料理を食べる機会が少なくなりました。地元の中華系マレー人も同様なのでしょう。懐かしい味のラクサや炒麺系の屋台が大人気でした。


残念ながら曲芸を見損なってしまったライオンダンス。

背丈より高い狭い足場の上でのパフォーマンスは一見の価値あり。

足場の下で休憩中なのは曲芸終了後の休憩中の「ライオンの中身」です(笑)



会場中央に工夫を凝らした干支の動物が飾られるのも例年のこと。


マレーのシンボル強そうな虎🐯・可愛さ満点の愛されキャラの兎🐰・圧倒的なパワーで歴代中国王朝のシンボル龍🐲と人気の干支が続いていて、ここ数年は見応えのありましたが今年は残念。


蛇は十二支の中ではダントツの不人気キャラ😢特にリアルな姿の蛇は全く人気なし。

今年、飾られていたのは一見すると蛇には見えないこの一体のみ。良くみると割れた舌先が確かに🐍

意味は分かりませんが今年は蛇の頭がデザインされた組立式の紙帽子が大量に無料配布されていました。


因みにまもなく干支が一周するペナンでの記憶を辿ると、申🐵と酉🐔も人気が無かった気がします。



まだまだ続く中華新年。

それぞれの神さまの祭日にペナン各地の寺院を中心にお祭りが続きます。

終わりを飾るのが海沿いエスプラナードの大芝生で14日に開催さ元宵節、楽しみです!


なお、今年は中華正月期間中の11日がヒンドゥ教の大祭タイプーサンになるようです。

盆と正月ならぬ中華系とインド系が同じ時期に浮かれて楽しむペナン。

寒い日本を離れて観光にいらしては如何でしょうか。