5月上旬、ペナンに来て初めて購入した車が納車されました。


『そうだ 車を買おう。』


と思いたってから半年。ようやくの納車です。マレーシアの免許をとって車が納車されるまでに6ヵ月、さほど難しい手順はなく大きなトラブルがあった訳でもないのに随分と時間がかかりました。その過程は、いずれブログにアップしたいと思います。


昨日は納車後初めてのガソリンスタンド。

テストドライブを兼ねてペナン島のあちこちをドライブして汚れも目立ったので洗車もしました。


マレーシアのガソリンスタンドは、ほぼ完全にセルフ式。給油マシンはクレジットカードやデヴィットカード専用機が一般的で現金利用は一手間余計にかかります。


給油の手順は至って簡単で基本的に日本と同じです。

①所定の場所に車を停める。

②給油マシンで燃料の種類を選びカードを通す。レギュラーは「95」です。

③正しいノズルで給油する。基本は満タンで自動停止。

④ノズルを戻すとレシートが出る。


驚くのはガソリンの値段。1L = RM2.05 円換算で約65円! 日本の約1/3です。

円安の今でこの値段、少し前は60円以下だったようです。



続いて洗車。

今回はガソリンスタンド併設の洗車場を使いましたが、洗車だけの洗車場もジョージタウンのあちこちで見かけます。


こちらは日本のような機械式洗車機はほぼ皆無。日本でも多くなっているセルフ式の洗車場と同じ設備を使ってスタッフが全てを行ってくれます。洗車中は、そのまま車内にいても大丈夫なようです。

車内清掃やワックスなどはオプションで、洗車をお願いすると全てを手作業で行ってくれます。


①高圧水で泥や埃などの汚れ落とし。

②車体全体へ泡洗浄剤の吹き付け。タイヤホイルやグリルはブラシで汚れ落とし。

③汚れを落としながら高圧水で洗浄。

④高圧空気で水滴を吹き飛ばし、仕上げは布やセームで全体を拭きあげ。

スタッフ2人で所用時間は15分ほど。手際も良くて作業は至って丁寧です。


そして再び驚くのがその値段。RM10=¥330


屋根こそあるものの30℃を軽々と超える暑さのなかを2人がかりでこの値段。これなら、給油の度に気軽に洗車が可能です。


ガソリンが安くて、洗車も格安。マレーシアは愛車家にとって天国です。



初めてのマレーシアでのガソリンスタンド。

ちょっと不思議だったのが、給油は完全セルフ式でスタッフも殆どいない状況なのに、洗車は全くの手作業だったこと。日本では人件費削減の為にセルフ式スタンドが増えていますが、マレーシアではどのような事情でセルフ式なのか? 


機械式洗車機がないのは、人件費が極めて安い為であることは間違いないでしょう。洗車スタッフは英語や中国語はもちろんマレー語もあやしい外国人労働者で、機械を購入するより安くつくのでしょう。では給油は何故にセルフ式?給油機を外国人労働者が使いこなせないのか?従業員に金銭を扱わせると問題が起きるのか?友人知人にタダで給油するなど不正行為が心配なのか?


省力化と労働集約型が同居するのがマレーシアのガソリンスタンドの不思議です。