こんにちは。
今回は「小さなこと」について書きます。
あなたは先生がウザイと思ったことはありますか?
ほとんどの人は、あると答えるでしょう。
正直、私もそうです。(笑)
(これだと先生に失礼なので、「ウザイと思うときもある」ってことで。)
「なんでこんな細かいことで注意されなければいけないんだよ!」
「そんな古い考え方を持ち出すなよ!」
「もっと俺らのことを考えろよ!」
などなど・・・
不満の内容で多いのは、
「細かいことで注意されるのが嫌だ」です。
「大まかな方向性が間違ってなければいいじゃん」
「このポイントがよければいいじゃん」
しかし、
細かいことを気にすることに理由があります。
それは、
細かいことから大きなところが崩れていくからです。
ダムに空いたアリの巣ほどの穴から
穴が徐々に広がり、
最終的にダムが崩壊するみたいに。
「ハインリッヒの法則」というものがあります。
1つの重大事故の背景に
29の軽微な事故があり
その背景には300の異常が存在する
という、ある労働災害における経験則の一つです。
これを、スランプで苦しむ選手に当てはめてみましょう。
重大事故 → スランプで苦しんでいること
となります。
「軽微な事故」に該当するのは、
・技術面で克服できない課題がある
・筋力が足りない
・試合本番になると力みが生じる
・・・etc でしょう。
そしてその下、「異常」には
・受身で練習している
・ちょっとした規則を守らない
・偏った食事で、十分な栄養が摂れてない
・・・etc などの細かい要素が続きます。
ハインリッヒの法則に従えば、
「異常」を直せば、「軽微な事故」も起こらないし
「重大事故」だって生じない
ということになります。
そのため、細かいことを注意する必要があるのです。
細かいことにも気を配るか、そうしないか。
選択するのはあなた自身です。
しかし、結果を出したいのであれば、
細かいことに気を配ることをお勧めします。
先生からよく言われている細かいことを
もう一度思い出してみて、
改善するようにしてみてはどうでしょうか。