3月17日 その2
じいじの結核に似た菌が…というのは
非結核性抗酸菌症という病名だそうだ。
引き続き治療はしていくが
退院には差し支えはないとのこと、
それから退院の件で
ソーシャルワーカーさんが言うには
じいじは早く退院したいらしい。
それは良かったが
そんなことより大変なことが。。
じいじ、せん妄が出ているかも。
高齢者にはよくあることらしいが
入院生活が長くなるとせん妄が出ることがあるらしい。
じいじの場合、具体的には
看護スタッフに『あなたは狙われている』と言ったり、
薬の数で揉めたり。
帰宅すれば戻るとは思うけど
早めに退院した方が良いかもしれません
と病院から言われた。
その話を聞いて
ある日のことが思い出された。
2020年1月
じいじが胆のう炎で入院した時のことだ。
朝4時にママに電話してきて
『今家の前。トイレに行ったら病室がわからなくなって…今すぐ迎えにきてくれ』
ママは病院から抜け出して帰ってきてしまったのかと思い
ダッシュでマンションのエントランスに行き、じいじを探した。
結局は病院内で迷っていたらしく、
ママが看護師さんに連絡し事なきを得たのだが
あの出来事は衝撃だった。
年のわりにしっかりしていて
認知症か?なんて私たちは一度も思ったことのないじいじ。
今までの入院でも
寂しがったり弱々しい言葉を発したり
そんなことはなかった。
むしろ
毎日面会にこなくていいよ!なんて
言ってしまうくらい。
そんなじいじが弱々しく
そして混乱しながら、よくわからないことを言っている
しかもどう考えても普段連絡してこないような時間帯に。
おかしくなっちゃった?
とママと心配したあの日。
結局は次の日本人は今まで通りのじいじに戻っていて、
なんか変だったみたいと言うくらい。
とりあえずは一安心だったのだが。
今回せん妄の話を聞き、
その時の出来事を思い出した。
なんか被る。
もしかしてあの時もせん妄だったのかな。
となると心配になった。
あの時みたいなことになっているのなら
普通の状態じゃない。
じいじが可哀想。
それであれば早く退院させてあげたい。
ママとおばちゃまとそう話した。
でも一方で病院への不信感もチラついた。
入院している病院の
じいじの担当医師、副担当医師の2人ともが
この3月で病院を去るというのだ。
そんな一度に2人ともなんてことある?
病院経営状況悪いのか?
自分たちが病院から居なくなるから
じいじも早く退院させたいのか?
こないだママが病院で話を聞いたときは
そんな早く退院は出来るかどうか、とか
地域包括ケア病棟なら4月末まで入院可能だから急ぐ必要ない、とか
そんな話だったのでこうも急に変わるのかと私たちも困惑していた。
色々不信感はある。
でもとにかく、じいじにせん妄が出ているなら
急いで家の環境整えて退院させてあげなきゃ
私たちの気持ちは一致していた。