新製品のサイドダクトAssyの信頼性試験中です。
冗談に見えますが実は結構真面目にやってます。
ちょっと昔の回顧録です…
1982年に販売開始となったCDプレイヤーですが当初ホームユースのみでしたがウォークマンを謳ったポータブル発売開始で一気に市場を広げて来ました。
又従来のレコード盤では実現不可能な車載モデルも販売となりましたが技術的には可能ですが大きな壁がありました。
全ての製品については高温から低温や高湿度環境での保管と動作を決められた期間を保証しなければいけません。
勿論ホームユースにも基準がありましたが車載用はそれを大きく上回る要求でした。
例えば保存についてもホームユースでは60℃上限だったのが何と85℃迄の保証が求められます。
確かに夏場のダッシュボードではこの位の温度にはなってしまいます。
実際には製品試作段階にて全モードでの信頼性試験と評価を実施し、量産に入った以降も定期的に実施しています。
試作段階でNGが出ると原因/対策実施までは勿論次試作へは進めませんし、量産以降の場合生産停止や遡って出荷済みの商品の改修等大変な事となっちゃいます。
販売されている全ての製品にて実施する訳ですから実際には大変な事ですが、そうしなければ製品を自信を持ってお客様にお届けする事は出来ないんです。
そんな経験を活かして3Dプリントの製品についても出来る範囲で確認してみます。
PLA材に比べると格段の耐熱性で量産にも耐えられそうです。