東京地区でのタクシーの値上げ申請が約10年ぶりに承認されました。

まぁ、確かにこれだけガソリンが高騰していることと、ドライバーの待遇改善のためには仕方ないかとも思うのですが、これにはもうちょっと違う理由があるようです。

値上げの背景には、タクシー事業者の保護という意味合いのほうが強くなってしまっているとも言われています。規制緩和により、新規参入をしやすくした結果、車両台数は増加。しかしながら、乗車数は大して変わっていませんから、どうしたって遊んでいる車が多くなる。

通常なら、経営努力が足りない事業者は倒産していくのですが、やばくなったら、ドライバーの待遇を楯に値上げ申請をしてしまう。そうすればとりあえず倒産は回避できてしまうのです。

それなら、今回の値上げ分は、きちんとドライバーに行き渡るように、チェックするべきなのでしょうが、これも「総括原価方式」というなかで、ガソリン高騰とともに、わからないようになってしまいます。

さらに悪い事に、タクシー事業者はドライバーに対し「給料を上げたら、会社が潰れちゃうよ。それでもいいなら、そうするけど、今のご時世、他のタクシー会社への就職も難しいよ」ということを(直接的でなくて間接的に)示唆するのです。

こうなると、ドライバーは待遇改善よりは、雇用確保ということになり、結局は事業者の放漫経営を許してしまうことになるということに繋がってしますのです。

市場原理を働かせるための規制緩和がちょっと間違った方に進んでしまってますね。。。

とはいいながら、実際高いよなぁ、、、個人ではちょっと躊躇してしまうし、会社でもだんだん許してくれなくなるんだろうなぁ、、、

ということですが、一生懸命がんばっているドライバーの人達には感謝ですね。