安野光雅11 | Review

Review

エンターテイメント評論(本、映像、音楽、お笑い…)



スペイン編


Ⅳ作目が1983年で本作が2003年と20年のスパンがあり、安野氏のタッチも随分変化がある。あざやかな安野グリーン(と勝手に呼んでいる)も本作から。


発見できたもの…

牛追い祭り、受胎告知、「記憶の固執」の時計、サルヴァドール=ダリ、コロンブスのサンタマリア号、サグラダ・ファミリア、イベリア半島、ドンキホーテ、ダフネ、アルハンブラ宮殿、レコンキスタ、フラメンコ、ピサロ像、倉庫に「あ」の字、セマナ・サンタ、ドンファン像、セビリアの理髪師、闘牛場、カルメン、ラス・メニーナス、城塞都市アビラ、セゴビア水道橋、白雪姫、7人のこびと、ピカソ、ゲルニカ、ゴヤ、裸のマハ、サンティアゴ・デ・コンポステーラ…


圧巻はカサデブランカのページ。エッシャー的上下反転の世界が極精密に展開されていて本当にすごい…