ハービー・ハンコック13 | Review

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ライブアルバムの最高峰。録音は1975年6月28日の渋谷公会堂と、7月1日の中野サンプラザ。


冒頭ハンコックのソロでスタート。Maiden voyageのイントロが心地よく奏でられ、半ばトランス状態になりかける刹那、ベースとドラムが同調し、おもむろにフルートのテーマが始まる。この裏のハンコックの伴奏が超絶カッコいい!


フルートのテーマに聞き惚れていると、シームレスに「Actual  Proof」へ移行。相変わらず拍子も、キメのタイミングも全くわからないが、とにかく疾走感がすごい!


4曲目の「Watermelon man」はガラスボトルによるヒンデウフーのイントロから始まる。客席の手拍子が邪魔だが、メンバーは全くブレずに自分達のテンポをキープしていく。


続いてハンコックによる日本語の挨拶。SGIの会合で鍛えられたのか全く淀みがない。曲紹介のアナウンスの後、間髪入れずに「Butterfly」がスタート。この演奏も神がかってる!


しかし邦題「洪水」て…直訳やないか…