中島みゆき13 | Review

Review

エンターテイメント評論(本、映像、音楽、お笑い…)



大半のミュージシャンがLPレコードとCDの両方をリリースしていた時期にあえて、CD一本に絞った革新的なライブアルバム。ちなみに自分が初めて購入したCDがこれ。ちょっと前に写真集も買っていたが、中身はCDの中に入っている歌詞カードに付いている写真とほとんど同じだった…



冒頭の「片思い」…いきなりヴォーカルから始まり、バックバンドが入ったところで鳥肌が…そこからの「狼になりたい」…アルバムよりも新しいアレンジで歌い方もかっこいい。ずいぶん歌の印象が変わった。


「クリスマスソングを歌うように」…アルバム未収録の曲…アコースティックギター一本の伴奏が心地良い。


「あほう鳥」…これもアルバムのアレンジよりもずいぶん進化していてかっこいい。間奏のパーカッションソロ(斉藤ノブ)がいい!


「この世に二人だけ」「縁」…アルバム「予感」収録の曲。当時の思うようにならない気持ちがこもっており、沁みる…男性コーラス(たぶん椎名和夫)とのハーモニーがいい。


ラストの「波の上」…終盤泣きそうになっているところに、観客の「頑張れ!」の声援で持ち直すところが、ライブアルバムならでは。