高校生のときに友達にテープに録音してもらって聴いたのが最初だが、あまりの毒の強さに慄くと同時に、これだけの内容を堂々と世に出す度胸に感服した。
歌詞カードの写真を今見ると若くて初々しい（当時27歳くらい？）。
参加ミュージシャン（？）も豪華。プロデューサーが森雪之丞、アレンジャーが新田一郎、難波弘之、関口和之、高石ともや、コーラスに桂べかこ、桂九雀、東野博昭、桂雀々、MAKOTO、なぎら健壱、曲の解説は鴻上尚史でジャケットイラストはみうらじゅん。
冒頭の「ほっといてくれよ」はあるあるネタ。〽︎普通や〜こんなもんや〜という言い回しが何回聴いてもオモロい。
「生物漢字フラメンコ」は生物用語と漢字の部首をフラメンコにのせて並べてるだけの歌なのだが、本場のフラメンコみたい（フェイドアウトでクナシリ！エトロフ！ホッポーリョード…とかすかに聞こえる…）。
「人が仕事してるのに」はブルースシンガーとしてのまさに魂の叫び…
「シンキウソウホ」は未だに解読できてない単語あり。どっかに文字起こし転がってへんかな…
改めて聴くとどの曲も演奏の質が高くて唸らされる。このアルバムの制作に賭ける並々ならぬ気持ちがひしひしと伝わってくる…
まあだがこの作品群だと地下（アンダーグラウンド）芸人のフレーバーがまだ消し去れていない。リミットを無視し振り切った内容で実はこの時期が一番好きかも。