嘉門達夫のデビュー曲は「ヤンキーの兄ちゃんのうた」だが、その名を世に知らしめたのはやはり「ゆけ!ゆけ!川口浩!!」だろう。
我が家では「水曜スペシャル」なるものを見る習慣がなかったので、正直「川口浩探検シリーズ」というオリジナルを全く知らずにこの曲を聞いていた。ただオリジナルを聞かずとも、番組そのものを徹底的にイジっているその危険さは充分伝わってきた。「お約束」として見てはいるものの、ここまでこきおろして果たしていいのか、テレビ局そのものを敵に回しているのでは、というヒリヒリした感じに痺れた。
この曲のメロディの元ネタは巨人の星だと思われるが、サビのところなどもひねり具合が絶妙。一緒に歌いたくなる。
「行け!行け!半沢直樹!!」「行け!行け!鬼滅の刃!!」のバージョンも面白い。
あと好きなのは「ペンション」。スキーシーズンに書かれた想い出ノートの文章の再現なのだが、YouTubeには「ペンションヤクザ編」も上がっている。〽︎あーまたシャブを打ちたくなってきたのら!おーっといけない服役中、服役中…というもの。
ライブではペンション心理教バージョンも演っていた。はーーい!上九一色村第七サティアンからきたホーリーネームアーナンダでーす!おーっといけない公判中公判中…というもの。これはさすがに背筋がゾッとしたのを覚えている…



