伊坂幸太郎1伊坂幸太郎との出逢いはこの本から。なぜこれを読もうと思ったのか思い出せないが、この作家は当たり!と確信し興奮したのを覚えている。改めて読むと実に緻密に作り込まれている。善人が追い込まれ、悪人が跋扈する伊坂節が炸裂しながら、ラストは勧善懲悪+パズルがバシッとハマる快感も加わり、大満足。表紙のエッシャーの絵は作中にも登場する(文庫版は絵が違うが)。伊坂小説でよく舞台になる仙台に行かないと、と思いながらもう何年も経っている…