10月の読書 | うさぎと読書と、双極性障害と。

10月の読書

10月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:3289
ナイス数:307

ちぎれた鎖と光の切れ端ちぎれた鎖と光の切れ端感想
孤島で起きた連続殺人事件。舌を切り取られ、第一発見者が次の犠牲者になるという第一部。 事件から3年後を描いた第二部。 すごい発想と筆力でめっちゃ面白かった。 第一部だけでひとつの作品を読み終えたほどの満足感があった。
読了日:10月31日 著者:荒木 あかね
「死ね、クソババア!」と言った息子が55歳になって帰ってきました「死ね、クソババア!」と言った息子が55歳になって帰ってきました感想
キャッチーなタイトルに期待しつつ読んだけど、なかなか良かった。 親は息子が何歳になっても世話を焼くし、心配で仕方がないのだなと言うことがよくわかった。 55歳の息子の世話を75歳の母が焼く、考えたら気持ち悪い話だが、母親はそうなんだろう。 最後はホロリときた。
読了日:10月25日 著者:保坂 祐希
吸血鬼の原罪 天久鷹央の事件カルテ (実業之日本社文庫)吸血鬼の原罪 天久鷹央の事件カルテ (実業之日本社文庫)感想
首筋に傷跡があり、全身の血液が抜かれた遺体が相次ぎ発見。吸血鬼? 手に汗握る展開でめちゃくちゃ面白い謎解き。 初期の頃は病名が分かったりしたが、最近はもはや聞いたこともない病名ばかりで難しい。 少しずつ鷹央先生が人の気持ちを慮れるようになってて嬉しいねぇ。
読了日:10月21日 著者:知念 実希人
世界でいちばん透きとおった物語 (新潮文庫 す 31-2)世界でいちばん透きとおった物語 (新潮文庫 す 31-2)感想
書店でも宣伝動画をエンドレスで流し煽られまくって購入。 最近何らかの仕掛けをしてる本が目立つけど これはすごいなあ。 こんなのよく思いつくよな。 ほんと、紙で読む読書って楽しい!!
読了日:10月16日 著者:杉井 光
どうしても生きてる (幻冬舎文庫)どうしても生きてる (幻冬舎文庫)感想
人間は誰しも持っているが、隠しておきたい闇の部分を抉り出す6篇。 どれも共感しやすく心がヒリヒリ痛む。 「健やかな倫理」は少しずつ殺されている人が多そうで、「籤」は今どきの感覚をうまく表現してると思う。 朝井リョウさん、容赦ないな。
読了日:10月13日 著者:朝井 リョウ
黒い糸黒い糸感想
仕事で顧客とトラブルになり嫌がらせを受けてる女性と、その息子が通う小学校で起きた女児失踪事件。 登場人物の誰もが怪しく見えるし、しっかり怖くてホラーミステリの面白さを堪能。 次々と明かされる真相に思わず声が出た。 めっちゃ面白かった!
読了日:10月11日 著者:染井 為人
777 トリプルセブン777 トリプルセブン感想
大好きな殺し屋シリーズ最新作。 今作も個性豊かな殺し屋たちが登場し、テンポ良く転がる話で一気に読み終えた。 伊坂さんの言葉選びと滑らかな文章がスルスル心に入ってくる。 りんごはりんごの話は沁み入った。
読了日:10月08日 著者:伊坂 幸太郎
業界怪談 中の人だけ知っている業界怪談 中の人だけ知っている感想
業界ごとに中の人が語る怖い話。 怪談や幽霊などは意識したことないけど、これを読むともしかしてあるかも?と思った。 条件を満たせば見えてしまうのか…読むだけでゾクっとする話ばかりだ。 特に、掃除、リフォーム、タクシーなどがめちゃくちゃ怖い。
読了日:10月05日 著者:
風と共にゆとりぬ (文春文庫)風と共にゆとりぬ (文春文庫)感想
朝井リョウさん、めちゃくちゃ面白い!! エッセイはほとんど読まないけれど、これは何度爆笑したか。言葉選びがツボにはまり、笑えて仕方がなかった。 何気に柚月麻子さんと親しいエピソードを読んで驚愕。 続編があるならまた読みたい。 また肛門さまのその後も是非!
読了日:10月03日 著者:朝井 リョウ
すばらしい人体 あなたの体をめぐる知的冒険すばらしい人体 あなたの体をめぐる知的冒険感想
人体や医学について満遍なく平易な言葉で学べる。 名前は聞いたことがあっても何かは知らなかったり、めちゃくちゃ面白かった。 人間の身体がうまくできてる事や、抗生剤や麻酔、手技など医学の進歩が解る。 自分の身体を大事にしようと思った。
読了日:10月01日 著者:山本 健人

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