3月の読書 | うさぎと読書と、双極性障害と。

3月の読書

3月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1886
ナイス数:201

ゴリラ裁判の日ゴリラ裁判の日感想
手話を通し人間と会話できるゴリラのローズが主人公。 動物園のゴリラの檻から人間の男児が落ち、男児を救うため近くにいたローズの夫が射殺された事件の裁判。 米「ハランベ事件」を下敷きに描かれているが、とても考えさせられた。 命の優先順位、差別、何より「人権」とは?人間とは何か? 問い掛けも去ることながら、ゴリラのローズの気持ちや優しさ、嫉妬など人間にしか思えなくなる。この事件は誰が悪く、どうすればよかったのかな。
読了日:03月26日 著者:須藤 古都離
白い闇の獣 (文春文庫 い 107-3)白い闇の獣 (文春文庫 い 107-3)感想
小6の少女が残虐に殺され、捕まった3人は少年法に守られ野に放たれた。少年法を題材にした作品はたくさん読んだけど、常に納得がいかないままだ。 本当のところ、ご遺族は犯人に対してどういう感情を持つのだろう。 "教育できない虎は処分するしかない" ほんとこれですよ。 伊岡さんはクズの描写が本当にお上手だな。
読了日:03月19日 著者:伊岡 瞬
此の世の果ての殺人此の世の果ての殺人感想
2ヶ月後に小惑星が衝突し滅亡する事が確定。大混乱の中を生きる人たちを描いた作品。 諦める者と、諦めない者。主人公ふたりのキャラと終末感がよい。ミステリー要素がいらないほど終末感が美しく感じた。これがデビュー作とは楽しみな作家さんがまた増えた。
読了日:03月11日 著者:荒木 あかね
無年金者ちとせの告白無年金者ちとせの告白感想
読み友さんのレビューに興味を持って読んでみた。 貧困の高齢者が主人公。序盤は重すぎて、他人事とは思えなくて読むのが辛かった。 貧困、車上生活者、虐待、介護など社会問題はてんこ盛り。 ちとせと栄さんの2人は嫌ではなかったし、キツい身体にムチ打って働けてたのは、お互いの存在だろう。 重いけどすごく面白かった。
読了日:03月05日 著者:西尾 潤
眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話: 自律神経のギモンを専門医がすべて解説!眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話: 自律神経のギモンを専門医がすべて解説!感想
ためになる面白い本だった。 自律神経の乱れからくる不調の何と多いこと。 自律神経を整えるために良いとされていること、自然とやってた事もある。努力して出来ることと、どうにもならない事もあるよなと。 何か不調があるとネットで調べて不安になるループはやめないとな。 自律神経外来というのがあるのを知れた。 お散歩は続けよう。
読了日:03月02日 著者:小林 弘幸
逆転美人 (双葉文庫 ふ 31-03)逆転美人 (双葉文庫 ふ 31-03)感想
紙の本でしか出来ないトリックだと?アレか?それともこっちか?ワクワクしながら読んだ。 ところどころ違和感があって、答え合わせをするとその違和感は当たってたのだけど、思いもしないトリックだった。 でも、もう少しあっさりしたものが食べたかったな。 こんなのよく考えたなあ。
読了日:03月01日 著者:藤崎 翔

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