11月の読書 | うさぎと読書と、双極性障害と。

11月の読書

11月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:552
ナイス数:214

N (集英社文芸単行本)N (集英社文芸単行本)感想
全六章、それぞれの冒頭だけ書かれていてどの章から読んでも自由というワクワクする企画だった。本も章ごとに逆さまに書かれていて、上下ひっくり返しながら読んだ。こんな仕掛け楽しすぎる天才かよ!物語も暗めな感じで良かった。違う順番で読んでたらどういうふうな話になってたのか興味深い。
読了日:11月23日 著者:道尾秀介
六人の嘘つきな大学生 (角川書店単行本)六人の嘘つきな大学生 (角川書店単行本)感想
人気IT企業の採用面接、最終試験に残った6人の大学生。びっくりするほど面白かった‼️最初から最後まで面白かった。 読み進むにつれ見えてる世界がガラリと変わる爽快感、鼓動が速くなるほどの心理戦、膨大な伏線を見事に回収。書き方でこんなに印象が変わるのか。すごいものを読んだな。初読み作家さん、素晴らしい出会いに感謝❣️
読了日:11月18日 著者:浅倉 秋成
レゾンデートルの祈りレゾンデートルの祈り感想
安楽死が合法化された近未来で、安楽死希望者と面談をするアシスターが主人公。どのお話も綺麗にまとまりすぎて、まあ、安楽死希望者を翻意させる着地点しかないのかなあ。生きさせることだけが救う事ではないと思うけど。
読了日:11月15日 著者:楪 一志
ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語感想
魔王に集められた人間10人が「人類は存続するべきか、滅亡するべきか」を議論する会話劇。とても面白かった。議論の中心になっている反出生主義についての意見やその考え方も非常に興味深い。道徳や善悪、無から有を創ることなど、彼らと一緒に考えると実に面白い。正しいことはひとつではなく、それぞれの正しさがあるのだと思った。 あたま、使ったなあ。
読了日:11月03日 著者:品田 遊

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