今の息子の思いを知ることが出来て… | *札幌*二人の息子の不登校とひきこもりを経験して…親のココロが緩んだ先に見えるもの

*札幌*二人の息子の不登校とひきこもりを経験して…親のココロが緩んだ先に見えるもの

中3の夏から不登校になり、進学せず、3年間お部屋生活をしていた長男のことや当時のわたしの気持ち

息子の不登校をきっかけに
私自身が自分自身と向き合う事に気付き、学んだ心のことを中心に綴っています


2017,5月 長男は働き始めました



つづきです。



取材を受けることにした経緯を話した後に

『でね、◯◯の話も聞かせて欲しいと言われたんだけど、どうかな?』と言うと

第一声は
『なんで!? なんでオレの話???』
でした。

まぁ、そうなるよね、と思いつつ

今振り返ると、、
説得に近い言葉を並べた後に😅

『悩んでるお母さんの少しの安心に繋がるかもしれないからお願い出来ないかな』と言うと

ここから、
息子の話が始まりました。

『オレが不登校になったのは理由なんてなかったんだよ』

『何もかもただ面倒くさくなっただけ』

『全部自分のせいなんだよ』

そんな何もない自分に
語れることなんか無いよ…

感情的になる訳でもなく
淡々と

息子の中のオレなんてが
たくさん出てきました。


不登校から東大とか
不登校から起業とか  
不登校だったけど、こんなすごい才能がありました。。
不登校からこんなすごい人になりました。。

そういう人の話じゃなきゃ
意味ないしょ…伝わってきました。

こんな話しを聞くと
昔だったら、、
全力で『そんな事ないよ!』
と、、否定の否定をしてた(笑)


そして、
『オレの悪いところは人に分からないことを『分からない』と聞けないことなんだ…』
『勉強もそうだった』

『今だってそうだよ』
『もう(今の仕事をして)5年も経って分からないこといっぱいあるけど、5年も勤めて今さら聞けないって思う。(分かってないことが)いつ周りにバレるか心配なんだよ』

と、不登校の話から
今の仕事のことも話始めて

『そっか、そうだったんだ』と聞きながら
『困った時はどうしてるの?』
と少しの質問もしながら
色々会話をして

『わたしから見えてた◯◯は
仕事は忙しくて大変そうだなって思うこともあるけど、
趣味をたくさん持ってて
お休みは充実して楽しんでるように見えてたよ』と言うと

『それはそうだよ』と、、


それはそうだよ。
息子の言葉を聞いて、

あー、そうだ、そうだった。
しんどいと思うこともある。
悩みもある。
楽しいと思うこともある。

これでいい、
これがいいんだとわたし自身が気付いて


子供が困ってると思えば
何とか解消してやりたいと思うのも親ごころと、
『分からないことを聞けない』と言われたら
聞けるようになるには
こうしたらいい、あーしたらいいと必死にしゃべって
息子が無言になる。
そんなことばかりしてきたわたしだけど、


今回、息子の思ってることを
聞くことが出来て

めっちゃ客観視出来てるーーすごいな〜って嬉しい気持ちになってるわたしがいて、

そして
嬉しい気持ちと共に
こんなことを思ってたんだと驚きと
そんな風に思わなくていいのなっていう否定の否定も未だにあり(笑)

色んな感情がわいてきても
自分の思いを横において

息子と深い話しが出来て
良かったな〜と思いました。


自分はこんな人だよ!
それが本当にそうか
他人から見たら全然違って見えたとしても

自分はこんな人だよ!と
自分のことを伝えてきた息子に
強さも感じました。

こんな自分との付き合いも
息子ならきっと上手くやっていける。


ネガティブと思える息子の言葉の数々から
そんなことも思いました。


結果は
『(取材は)受けないよ』
予想通りだったけど

聞いて良かったウインク


お返事をした時
『(キラキラしてない)そんな息子さんの話しが良かったんです』と言ってくれたディレクターさんには感謝しかありません🍀



貴重な経験と
息子と普段話さない会話
出来て本当に良かったキラキラ