【不登校は乗り越えるものじゃなく過ぎていくもの】 | *札幌*二人の息子の不登校とひきこもりを経験して…親のココロが緩んだ先に見えるもの

*札幌*二人の息子の不登校とひきこもりを経験して…親のココロが緩んだ先に見えるもの

中3の夏から不登校になり、進学せず、3年間お部屋生活をしていた長男のことや当時のわたしの気持ち

息子の不登校をきっかけに
私自身が自分自身と向き合う事に気付き、学んだ心のことを中心に綴っています


2017,5月 長男は働き始めました


こんにちは、norikoです。


ここ数ヶ月
不登校やひきこもりの
活動熱(笑)がまたわいてきて😆

不登校やひきこもりへの
アンテナが立ってますw


それもあり、少し前に
不登校を経験したマンガ家の棚園さんの
講演会にオンラインで参加しました。


数年前から
1度お話聴きたいと思ってた方


聴くことが出来て良かった。

画面越しの棚園さんは
声も言葉選びもとても優しい方でした。


わたしが1番印象に残った言葉は
親御さんや周りの大人に伝えたいことの中で


待つことが、(親にとって)乗り越える試練になっていたら

待ちましょう!は
今(今の子供)を否定することになる。

じゃあ、今は悪いってことになる。
(本当の)待つは今を過ごす時間の連続の先にある。


わたしがずっと抱いていた違和感が
吹っ飛びました。


信じて待つ。という言葉を目にするたび、
前後の文章や会話で
この信じて待つはなんか違う。と感じることが多かった。

この人は何を信じて待っているんだろう?
子供が動き出すことを信じて?
それはなんか違う。
わたしの思う待つとは何かが違う。
でも言語化出来ないまま違和感として残っていました。

待つ=否定になることもある


喉の詰まりが解消された…スッキリ。



棚園さんは
(言葉は全く違うけど、ニュアンスで)
そんなしんどい思いをして
待つことはない。
今を過ごす時間の連続の先なのだから
親は今を楽しく過ごしてください。ということを伝えてくれました。


自身の親に対しては
ジタバタ(悩んで色んなところに相談に行ったり支援の人を連れてきたり)してくれたこと良かったと思う。とも言ってました。


たくさんたくさんジタバタしたわたしは、
あれはあれで良かったのかな。
後悔を軽くしてもらえた気がしました。



そして、
とても印象に残った言葉が

【不登校は乗り越えるものではなく、過ぎていくもの】

【不登校を精算する必要はない】

不登校があったからこそ
今があるとかじゃなく、
ただ不登校になったことがあるだけ。


苦しかった過去に
(あえて)光を与えなくてもいいんだよね。って思った。

ただ不登校になったことがあるだけ。





棚園さんは
『学校に行けない僕と9人の先生』を自分から書こうと思ったのではないそうです。


『不登校になったことあるって言ってたよね』『書いてみたら』がきっかけだったそう。


それまで不登校になったことすら
忘れて過ごしていたそうです。


それくらい今の棚園さんにとって
【不登校は大したことではない】こと。

今までの人生の中で
不登校になったことが困り事に繋がったことはない。とも言っていました。


そんな棚園さんが不登校頃を振り返ると

親を困らせていること
特にお母さんに辛い思いをさせていることが
辛かった。

(例え話で)
トイレにいきたいのを否定しているくらいの気持ち。自分を全否定してた。と。


わたしの想像を超えてました。
当時、たくさん、叫び、物を壊した
我が子に思いを馳せると
息子もきっと例外ではないのだな。と
思います。



そんな日々を過ごす中
棚園さんの心を軽くする
きっかけになったのは

不登校を
【なんだこの程度のことか】と拍子抜けするくらいの言葉をかけられたこと。

それから気にならなくなった。と

不登校は問題じゃない。

全部受け入れられたら最強。


周りにどうして欲しかった?の質問に

雑談が1番だったの答えもありました。



メモに書いたことを
出てきたワードやわたしの解釈も含め
ここまで書きましたが


今回、とても丁寧に
当時の思いから現在までを話していただき


〜わたしが感じたことは〜

子供は自己否定でいっぱいの中にいること。
その自己否定の中から出られないのは
不登校を問題視する私たちがいることが
やっぱり大きいと思いました。


自己否定の中にいる子供を
色んな助言の元のやり方で
無理くり肯定の中に引っ張り出すのではなく


大したことじゃないよね!と思う人との関わりの中で、
自分のことを受け入れ認めていけるんじゃないかな。





『信じて待つ』も
『見守る』も
『お母さんが楽しみましょう』も

それをすることを目的にすると
とてもとてもしんどいことと思う。


自分がどんな気持ちで
それをしているかが大事で

もしそれが、しんどさになってる時は

待てない。
見守れない。
楽しめない。

そんな自分を責めることなく


日常を過ごすうち
ちょっとやってみたことが
楽しいと思えたり
心許せる人に話しを聴いてもらって楽になったり、
そんな日常の積み重ねの中で

気付いたら
楽しめる自分がいたりして


気持ちにも余裕が出来て

あれ?不登校って問題じゃないかも⁉って

思う時がくるのだと思う



(今回の棚園さんの講演は
ワラタネット(さん)の企画でした。

他にも色んな視点でたくさんの方が
感想を書いています。

他にもどんな受け取り方があるのかな〜と
興味のある方は
ワラタネット 棚園 で検索してみてくださいOK




今回のお話を聞いて
3年くらい前に見つけたこちらを思い出したので載せておきます↓

共感がいっぱいでした。




雪雪雪雪雪

新年会お知らせです音譜

2023年
1月17日(火)
18:00〜20:00又は21:00くらい

会場〜札幌駅周辺
(お申し込みの際にお伝えします)

参加費〜飲食代のみ


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お申し込みまたはお問合せ↓

kizukinosakini@gmail.com